国際政治が理解できない橋下徹氏 上岡龍次さんより
2017年4月28日
>橋下徹氏
(ソウルリポート①)今ソウルにいる。トランプ大統領と安部首相はソウル市の状況を実体験して普通のソウル市民の声を聴くべきだ。ワシントンや永田町だけで判断すると現実が見えなくなり判断が狂う。もっとクールダウンすべき。今日、時間の許す限り路上で普通のソウル市民に話しかけてみた。
https://twitter.com/t_ishin/status/857908183947333632
(ソウルリポート②)ソウルでは普通の暮らしが営まれている。この普通の市民の人生を北朝鮮のミサイルで犠牲にするくらいなら、北朝鮮に核保有をいったん認めてやってもいいじゃないか。その上できっちりと核の均衡を保つ。北朝鮮を叩くのであればもっと早くやるべきだった。
(ソウルリポート③)ソウルの普通の市民は、北朝鮮の核保有など全く脅威に感じていない。それは韓国を撃つためではなく、北朝鮮の体制維持のためであることを普通のソウル市民の皆が認識しているから。北朝鮮の脅威を煽っているのはいつもの政治家や専門家ばかりという認識。
(ソウルリポート④)北朝鮮の核保有を完全に止めるには時期を逸した。朝鮮半島の非核のためにこのソウル市民の犠牲はある程度已む無しなんていういい加減な判断は止めてくれ。戦争はいつも政治家のメンツや威勢のイイかっこつけから始まる。そんなにやりたきゃ、お前らだけで決闘でもしろ。
(ソウルリポート⑤)普通のソウル市民特に将来のある若者たちは皆、北朝鮮の核保有を脅威と感じていない。韓国に撃ってこないことを一番知っているから。そして普通のソウル市民が一番恐れているのはトランプ氏による攻撃だ。これがあれば北朝鮮は必ず反撃し韓国がミサイル攻撃を受ける、と。
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橋下徹氏は国際政治を理解していない。もしくは理解できないから、自分の理解できるレベルまで低下させている。
政治家の目的:新たな平和の構築
軍人の目的 :敵軍撃破の追求
国家の戦略論
1:現状拡大派・征服者の戦略
2:現状維持派・強者の戦略(弱者同士を戦争させる紛争作為戦略)
3:現状打破派・弱者の戦略(瀬戸際政策)
政治家の国家戦略:主権・覇権・利権の拡大
軍人の軍事戦略 :戦争の勝利
政治論:全国土を守る
軍事論:防衛の優先順位を決める(防衛の最優先は重要な軍事基地)
「力は戦意を生むが、戦意は力を生まない」(古代ギリシャの伝言)
共通目的:国家が滅亡しないために戦う
北朝鮮は現状打破派。アメリカは現状維持派。アメリカは強国だから今の平和を維持したい。何故なら、今の平和は強国に都合が良いルール。だからアメリカは今の平和を維持したい。
現状打破派は今の平和が気に入らない。何故なら、今の平和のルールが自国に都合が悪いから。そして、自国が強国になりたがっている。
この立場の違いが国家の戦略論の違いになる。
国家戦略=外交×軍事
外交は軍事を背景に行うから、戦争も政治であり戦争も政治の延長。無駄な戦争だと言うならば、それは今の平和を破壊する現状打破派の北朝鮮に言うべきだ。
(´Д`;)
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リアリズムですけども。
ところが、文明の基礎をなす宗教を否定する国々は継戦し続けるでしょうかね?
疑問に思いますが。
指導者が神になっている国なのでね。
神が指導者になっているわけではないので。
水平権力を使えないということかなぁ。