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特になにもないですが

どうせ

家主との会話の中で
「どうせ」と言ってしまう私。

「どうせアレでしょ」

どこか食べに行く?とか
どこか買い物行く?とか
何時ごろ出る?とか

私の意見を聞いてくるような口ぶりだけど
行き先も出る時間も
家主の頭の中ではだいたい決まってるのです。


私が「どうせ同じでしょ」と
つい言ってしまっても

幸いなことに家主は
「うん、そうだよ。エヘヘ」という反応で
気にならない様子。

自分が思ってること言わなくてもわかってくれてる、と解釈してるのでしょうか、
むしろ嬉しそうな顔に見えます。


家主はいつも通りが安心できるタイプ。

いつもの店、いつもの味、
いつもの道、いつもの時間帯、

知ってるから予測もできるし悩むこともない、失敗がない、
そういうことなのだろうと思います。


焼きたてのパン屋さんに行っても、
ずらりと並んだ中から
選ぶものはいつも同じ。

いろいろ見ないから迷わないのか
同じものと決めてるから他は見ないのか。


私は迷うし、悩む。
買い物も、行き先も、献立も。

むしろ私は
その迷ったり悩んだりも楽しいのですが、

家主と一緒に行動するとなると
待たせるようになってイライラされるので
“いつもの”に合わせておく。

それゆえに
「どうせ」と口から漏れてしまうのです。


そうは言っても
要求はいつも同じなのですから
とっても楽チン、ということであり

こちらは特に考えなくて良い。
工夫もいらない。

これがもし
「またこれ?」
なんて文句言われちゃうようなら
かなりしんどいでしょう。


そう思えばありがたいわけです。

「まいどラクさせてもらってます」
と言うべきところですね(笑)


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