電動自転車のバッテリーの残量を管理しているようなのです。
うちは電動自転車を３台所有しています。
２台は娘たちが使用していて
集合住宅の共用駐輪場に停めています。
もう１台は家主のもので
家の玄関部分に。
電動自転車には取り外し可能なバッテリーが付いています。
残量が少なくなってきたら、家にある充電器にバッテリーをセットして充電します。
少し前から家主は
「今日あたり娘は充電するんじゃないかな」
と予測を立てて
その日は充電器を玄関に出しておくようになっています。
娘が帰宅したあと
家主はバッテリーが充電器にセットされているかを見に行き、
「やっぱりねー！今日あたり充電する思ったから置いといたよ！」
と得意げな表情をしてゴキゲン。
予測が当たってよかったね、
私はそう言って家主を喜ばせておきますが
内心はちょっと引いております。
娘は
「あ、うん、ありがとう」という反応。
私のように引いているわけではないものの、
それほどありがたいと感じているわけでもなさそう。
“用意しておいてあげたから”
が伝わってくることに
ちょっと違和感がある様子ではあります。
先日、次女が友人と旅行に行きました。
スーツケースがあるので駅までは私が車で送りました。
私が家に戻ると
玄関に娘の自転車のバッテリーが充電器にセットされていました。
その時、まだ家にいた長女に
「バッテリー充電してるの？」と聞くと
「知らない」との答え。
次女は私が送ってますから
残るは家主です。
娘の自転車は共有の駐輪場に停めてあります。
私が車で送った、つまり娘は自転車を使ってないということが確定したことで
家主はわざわざ駐輪場まで行き、
バッテリーの残量を確認して
充電が必要だと判断し、バッテリーを外して持ち帰ってきたことになります。
私はますます引いてしまいました。
なんだかストーカーのよう、と（笑）
旅行中の次女にラインで
「自転車のバッテリー、充電してくれてるよ」
と知らせると
「残り３０％だからもう１回駅までの往復行けると思って、まだいいやと思ってたんだけど」と返信が。
残量３０％は
バッテリーの管理人的に
見逃せない残量だったのですね。
数時間後、
バッテリーの充電が完了したら
家主はバッテリーをセットしに駐輪場まで行っていました。
翌日、帰宅した次女に家主は
「自転車のバッテリー、減ってたから充電しといたよ。自転車使わない日じゃないとやっておけないから。ヘヘッ」
と自ら報告。
親切なのです。
それはわかってるんですけど…
私にとってはその先回り的な行動に
やっぱりちょっと引いてしまう。
「なんか常にチェックしてるみたいで嫌だー」と
この話を実家で父と母にしましたら
「いや、それは“ありがとう”って話だよ。優しいじゃないの」と。
なんだか私は
家主の行動に関して
ついつい過剰に反応してしまう癖がついちゃってるようです。
バッテリーの残量管理に限らず
家主の「やっておいたから」な行動は
ちょっとしたところで目にしますし、
家主は逐一報告もしてくれます。
「やっておいたよ」と。
「ありがとう」
ちゃんと伝えますが
なんだか言わされてる気持ちになったり。
惜しいことに
『痒いところに手が届く』ではなく
家主が掻けるところに限り掻いてくれてる感じになっちゃってるんですよね。
痒がっている時には気づいてくれないだろうな、という気もします。
「これやってくれるんだったらこっちの方がもっと助かります」と
正直なところを伝えた方が
双方にとって良いのはわかるのですが
これまで家主には
頼み事をすると決まって嫌な顔をされていますから
やってもらおうと思わない、
家主をアテにしない、
そんな思いがもうとっくに
私には刷り込まれているのです。
