ずっしりと重く、品名は『書籍』。
それを受け取る数日前に
送り主からは連絡をもらっていました。
「10冊位色々読んだのだけど、取り敢えず軽めなやつをいくつか送るね」
いったいなんの事かと話を聞いてみると、
彼女はこれまで何度となく
話の通じないご主人に対して
歩み寄ろうと努力してきたものの
ご主人にはまったくその自覚がなく
話し合いもままならず。
そして、
ご主人のことを
もしかしたら『発達障害』なのでは
と疑うようになり
ネットで調べていくうちに
関連の書籍をいろいろと見つけて
次々と買い集めて
それらをひと通り読み終わる頃には
「すっごく腑に落ちた!」
とのことで。
これまでの彼女は
ご主人の言動が気に障ることが多く、
ご主人のことを理解できない、
うまくやっていけない、と
イライラしていたようでしたが
それらの本を次々に読んでいきながら
『あぁ、この人は病気だから仕方がないんだ』
と思えるようになってきて
ご主人との向き合い方を
“発達障害の人との接し方”という視点に切り替えたのだそう。
そうすることで、
自分も腹を立てることが減って
ご主人との衝突を回避する方法も見えてきたとか。
「よかったら読んでみて!思い当たる人の顔が頭に浮かんでくるかもしれないよ(笑)」
彼女の言葉からは
吹っ切れた様子が伝わってきます。
私のもとに本が4冊。
老眼も進んで
めっきり本を読まなくなっているところに
これはなかなかの贈り物でありますが(笑)、
彼女いわく
「色々読んでから人と話す機会があるとき『あーこの人アレだな』とか当てはまる人結構いる」
とのことで、
人間関係と言いますか、
コミュニケーション全般において
役に立つ部分もあるかもしれませんから
ゆっくりと少しずつ
目を通してみようと思います。