一緒に近所のスーパーへ買い物に行く時は
家主の運転で出かけています。
運転しながら
やれ道が混んでるだの、
危ねぇ運転するやつがいるだの、
舌打ちと文句が耐えない家主。
時々
プチッとキレる瞬間があって
突発的に加速したり
またはわざと減速したり
窓を開けて相手の顔を覗き込んだり。
一瞬のことですが
衝動が抑えられないようです。
つい先日のこと。
片側一車線ずつの街道で
100mほど前方の信号が赤になったのが見えて、前の車に続いて減速…
すると
ガードレールがなく
車道より一段高くなっている歩道から
おじいさんが車道に一歩下りてきて
横断を試みる様子が視界に入ってきました。
前の車がおじいさんの前を通過し、
それに続くうちの車…
うちの後ろには
どうやら車は来ていなかったようで
おじいさんはゆっくりと
少しずつ車道を渡ろうと進み始めました。
横断歩道は100mほど先の信号のところにあるのですが
きっとその“大回り”が面倒だったのでしょう。
うちの車が
おじいさんの前を通過する瞬間のこと、
まるで通せんぼするかのように
家主がグッとブレーキを踏んで
渡ろうとしていたおじいさん目の前に停車。
「ジジイ、危ねぇぞぉ~」
家主は視線を前に向けたまま、
ひとりごとのように言っています。
横断しようとするのを
家主に邪魔されたおじいさんですが、
特に気にする様子もなく
車の後ろの方へ回り込んで渡り始めたようでした。
『おじいさん、家主が意地悪してごめんね。
でも、おじいさんも車道に出てきて危なかったよ』
どっちもどっち、なのですよ。
家主は自分がやったことは
おじいさんに対して危なかったとは思っていない様子ですし
横断しようとしていたおじいさんも
自分が車が通ってる道に飛び出している意識はなさそうです。
そのおじいさんに限らず
車道を横断している高齢者の姿を目にすることはあります。
私もやってしまうので人の事言えないのですが
特に
小走りに横断している高齢者を見ると
途中で転んだりしたら、
という心配もあって
余計に危なく感じます。
元気でいても
高齢になれば危険認知力は衰えると言います。
「自分は大丈夫」と思っているのですね。
私もすぐに高齢者になるわけですから
今のうちから
自分との約束を始めておこうと思いました。
少々まわり道になるとしても
横断歩道を渡る
大丈夫と過信せず
“かもしれない運転”を常に意識する
いつもやっておけば
そういうもの、と身につくはず。
やっぱり余裕は大事なのです (´˘`๑)