親切心、
思いやり、
気遣い、
遠慮、
ありがた迷惑。
良かれと思って、は重なると
せっかくの善意も台無しになってしまうものです。
娘が二人とも同じタイミングで出かけるようでした。
次女は駅まで自転車で、
長女はスーツケースがあるので自転車では行けず、とのことだったので
「車で送ろうか」と
次女にも声をかけ、二人を乗せて車で出発。
発進して間もなく長女が
「イヤホンを忘れた」と。
「取りに戻ったら？」と次女。
「いや、待たせるのは悪いからいい」と長女。
車で走り出して５分程経った頃、長女が
「やっぱり取りに戻るからここで降ろして」と。
交差点の右折車線での信号待ち。
その場で降ろすことが出来ずだったのもありますが、
「時間大丈夫だよ」と次女のひと言があり、
そのまま家まで戻ることに。
「こうなるんだったらさっき気づいた時に取りに戻っといたらよかったのに」
そう言った私に長女は
「そうやって言われたくないから降ろしてって言ってるのに」
そうは言っても
歩いて戻ってバスを待って、だと
だいぶ時間がかかるだろうから、と思うから
そのまま家まで車を走らせました。
家の前に着くと長女は
「バスで行くからこのままもう行って」と言い、スーツケースを持って車を降りました。
「どうする？」と次女の方を見ると
「すぐ取ってくるでしょ」と。
車の方向転換をして
その場で長女が出てくるのを待っていました。
イヤホンを取ってきた長女は車には乗らず
指で発車しろ、というような手振り。
私は窓を開けて
「待ってたんだから乗って」
長女は
「バスで行くって言ったじゃない」とイラついた声。
不本意そうに車に乗り込んだ長女に
「そう言われてたけど待ってたんだから、そこは“ありがとう”でいいんじゃないの？」
気まずい車内。
次女にとってみたら
自転車で出ていればもう駅には着いてる頃。
予定していた電車にも乗れなくなってしまいました。
すべては私の
良かれと思った「駅まで車で」
から始まったこと。
頼まれてもいないのに。
やりすぎてしまった(´-ω-｀;)
