家主に聞かれ、「観た」と答えたら
「終わりがパッとしなくて良くなかったね」と。
「すごく良かったと思ったけど」
私がそう言うと
「なんか最後に若い頃に戻ったり、あぁいうのは…」と、まだ話を続けてる家主。
私はあの最終回、
すごく感動したし、心があったかくなったし
満たされたような気持ちになったのに。
すごく良かったと思った、と言う私に
自分は気に入らなかったと言って
いつまでもその話を続けてる家主。
気分悪くなります、私。
当然、顔つきも悪くなっていたでしょう。
昼過ぎに
「今夜はオムライス?」なんて
冷蔵庫にたくさん玉子があるのを見た家主は私にそう言っていて
その時は
「オムライスがいいの?」と返事をした私ですが
晩ごはんには
勝手に豚肉と若芽ひじきの炒め物にして食卓に出したものですから
「あれ?オムライスって言ってたんじゃないの?」となり
わかりやすく不機嫌な家主は
嫌々なのでしょうか、
お箸の先で若芽ひじきが絡まった小間切れの豚肉を転がすようにしながらつまみ、
「ポテトチップス食べようっと」と。
お気に入りのいつもの黄色いパッケージをガバッと開封し、手を止めることなく一袋完食。
炊飯器の炊き立てのごはんは見向きもされず出番なし。
悪い人じゃないし
悪気がないのもわかっています。
ただ私とは気が合わないだけ。
好みはそれぞれにあっていいけど
好みを否定されちゃうのは
いつまでたっても慣れません。