無人島?から脱出するというテレビ番組。
3組がそれぞれに
工夫を凝らして飲み水を確保したり
いかだの材料を集めたり。
番組の一部しか観ていないので
内容ほとんどわからないのですが、
東大王で有名になった伊沢さんと
今やプロレスラーでもあるタレントのフワちゃんのコンビがすごく良かったんです。
ペアで脱出を試みるのですが
どちらかが仕切るわけでもなく
どちらかに丸投げするわけでもなく
すごくバランスがいいなぁと感じました。
伊沢さんの知識が役に立てば
フワちゃんはすごく頼りにしますし、
伊沢さんが経験してこなかったことは
フワちゃんがしっかり教えてあげていました。
フワちゃんがはっきりと
「そういうのはウザい」みたいに指摘すれば
伊沢さんは素直にそれを
「え、そうなの?」と受け入れて。
二人共、相手をきちんと尊重していて
そして
それぞれが自分の得意分野で本領を発揮しているように見えました。
これって、
なかなか当たり前に出来ることじゃないと思うんです。
どちらがが相手を従えようとしてしまったり、
または、どちらもが遠慮してなかなか話が進まなかったりしがちじゃないですか?
それぞれが自分の役割をしっかりと理解して
それを担っている。
これこそが
いろんなタイプの人間が存在する意味なんだろうなぁ、なんて思いました。
こだわる人も必要、
大雑把な人も必要。
計算できる人がいて、
運動ができる人がいて。
いろんなタイプの人間が存在することが
生きづらくなってしまう例は多く目にするけれど、
それはきっと
役割分担がなかなかうまく出来てないのと、
自分にない考え方や行動に対して
否定的に捉えてしまったりすることが多いから。
嫉妬やプライドのせいなのかな。
「尊重」と「協力」、
きっとこれが、それぞれの持つ力を活かせるカギ。
自分が持ち合わせていない能力を
相手からお借りすることが出来るおかげで
可能性がすごく広がるはず、と思うのです。
そうなれば
そこに「尊敬」も生まれるはず。
昨日ほんの少し見ただけのテレビ番組から
なんだかそんなことまで思いが広がったのでした。
伊沢さんのこともフワちゃんのことも
好きになりました。
今度はちゃんと
番組も最後まで観てみようかな。