悪魔のような思いつきにかられたのが、締めきり2日前。このままでは出せないという気持ちが強まった。トツトツと打ち直していくけれど、完成させる自信はなかった。月末は仕事が忙しくて、夜にはクタクタになる。しかも、土曜日は保育所の運動会とあって、徹夜をする気力もなし。6枚書き直したところで、眠ってしまった。
締めきり当日、運動会から帰ってきて、だめもとでパソコンに向かう。後ろから、夫がたずねてきた。
「それ、締めきり、いつなん?」
「聞かんといて……、今日やから」
「いま、12時半やろ。夜出しに行くとしても、まだ8時間はあるやん。出前取ってもいいし、まだあきらめるのは早いんちゃう」
でたっ。森田健作ばりの熱血漢。よし、それなら、やってみるかと、スケジュールを立ててみる。スケジュール通りに行けば、9時には出しに行けるかも。
が……、これが甘くなかった。三女がひざの上に乗ってくる。次女が何度も手を引きにくる。そんな中、夫はタイガースの試合を見てるし!
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やっと最後まで書き直せたのが、夕方5時半。校正、印刷、また校正して、できあがったのが10時23分。しおれた体を引きずるようにして、郵便局に向かう。
翌日は学校の運動会。学校の前を通ると、わーっ!すでに並んでる人がいるぅ!!ということもなく、裏道を通って、怖い思いをしただけだった。
祝杯をあげたいのはやまやまだったけど、翌日は7人分のお弁当を作らないといけない。そのまま眠ることにした。久しぶりの休臓日となった。