停滞の日

いつまでも、降ると思うなインスピレーション。だぁぁぁぁ、昨日は一日、何も思いつかなかったぁ。せっかく戻ってきた亭主が、また出て行ったってとこかなぁ。子ども達が悪さばかりするから、怖～い顔になってたんやろうなあ。イライラしてても、降ってこないんやろうなあ。無やなあ、無。心をなるべく、高～いところへ放り投げる。プカプカした状態でいたら、ストンと降ってくるのかなぁ。
午前中、用事に追われてると、おばあちゃんがビデオデッキを持って来てくれた。うちのは１カ月近く壊れてたんで、子ども達は万々歳。さっそく、『猫の恩返し』を見ていた。しめしめ、これで創作に集中できる…と思ったのに、猫の恩返しが気になってしようがない!!　細やかな描写や設定が、とてもうまくて、引き込まれてしまう。そして、まだフラフラしてるわたしのアイデアは、磁石で引き寄せられるように、猫の恩返しに傾いていく。わあー、こんなあんな登場人物も出して、あっちへ行って、こっちへ帰ってきて…、長編にしようかなー・・・。いかんいかん!!　１０枚だ、１０枚!!　でも、この１０枚がなかなか難しい。
エピソードをどんどん出していくと、広がるばかりなんで、アイデアを起承転結に分けていく。考え出す前は、何種類も起承転結を考えて、その中からいいものを選ぼうと思ってたのに、なんとなく自分の中では決まってしまってるみたい。ちょっと固まるのが早いなあ。物語を創るのって、お菓子作りみたいに繊細。タイミングやアイデアのこねかたは、体でおぼえるしかないのかなあ。
また行き詰まったんで（よく行き詰まるなあ）、去年、おととしの選評を読み返す。あまりにいいことが書かれてたんで、思わずパソコンで写経。意識し過ぎても書けなくなるけど、頭のはしっこに置いとけば、方向性はずれないかなあ。
一人の先生が書かれていた。破錠してもいいから、大声をあげて笑えるようなものをって。信じていいのかなあ…(笑)　なんか、遠くに大好物のエサを置かれた犬みたいになってしまいそう。シッポを大きく振って、舌を出し、わたしの心が駆け出した！