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【創作びより】

【長堀鶴見緑地線・御堂筋線「心斎橋駅」障がいのある娘(自閉症)迷子】駅長室に連れて行ってくださった方に感謝です。

25歳になる自閉症の次女。

郵便局で私が郵便を出している間、「ソファーで待っていてね」と言って、私のスマホを持ったまま待っていたのですが……、

28通の封筒を出し終えて、ふと後ろを見ると、ソファーにいません!

郵便局のなかを見回しましたが、どこにも姿はなく。

もしかすると、忘れ物を思い出して、自宅に帰ったのかと戻ってみましたが、家の前にもいません。

今日は、「なんばパークスの映画館でチュロスを食べたいです」と言って、スケジュールにも入力していたので、もしかして、一人で出かけたのかも!と驚いて、駅に向かいました。

駅員さんに、
「白い服を着た女の子が通りませんでしたか?」
と聞くと、
「通りましたよ。ホームにいるんじゃないですか」と。

急いでホームに降りましたが、見当たりません。

電車が行ったところだったので、もしかしたら、乗ってしまったのではないかと、次の電車に乗りました。

私のスマホを娘が持っているので、どこに連絡を取ることもできないまま、心斎橋駅までが気の遠くなるほど長く感じられました。

ひと駅ごとに、ホームでウロウロしているんじゃないかと探しましたが、見当たりません。

いよいよ心斎橋駅に着いたとき、駅のホームに女性の駅員さんがおられたので、聞いてみました。

「障がいのある娘とはぐれたんですけど、なんばの改札を出ないように止めることはできますか?」

「はい、できます」

即答してくださって、駅長室に行くように言われました。

階段を上がり、駅長室の駅員さんにもう一度、説明すると、
「改札がいっぱいあるので、難しいかも」という返事。

一応、特徴を聞いておきますと言われ、説明していたとき、もうひとりの駅員さんが駆け寄ってこられました。

「その子なら、今、部屋の中にいますよ。間違いないと思います」

まさかと思いながら急いで行くと、いました!

イスに座って、にこにこと。

親切な方が、一人でいるところを見つけ、駅長室に連れてきてくださったそうです。

お名前だけでもと思いましたが、急いでいるということで、そのまま立ち去られたそうです。

もしかして……と最悪のことも頭をよぎっただけに、心底ほっとしました。

本人は、ただただ、にこにこしています。

「電車は一人で乗ったら、だめよ」と言っても、にこにこ笑うだけ。

無事に保護されて、ほっとしました。

お忙しいなか、駅長室まで連れて行ってくださった方、本当にありがとうございます。

日本はやさしい方ばかりでよかったと、胸をなでおろす思いです。


こちらが行きたかったなんばパークスの8階にある映画館です。

じっとしているのが苦手で、映画を観ることはできませんが、ここのチュロスが大好きです。

帰り道、もう一度、手をつなぐことができてよかったと、感謝の思いでいっぱいになりました。

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