【コピーライターになろう!】入社してすぐは、どんなお仕事から?
こんばんは。今日はお仕事がお休みでしたが、一日出かけていて、こんな時間になりました。
今日の【コピーライターになろう!】は「入社してすぐは、どんなお仕事から?」です。
昨日、未経験からアルバイトで求人広告の会社に入社したことを書きました。
同期が2人いて、上司から、一緒にパソコンの入力の方法などを習い、文字校正の方法も教えていただきました。
そして、まずは実際の仕事ではなく、募集要項を見て、コピーを書く練習から始まりました。
コピーライター養成講座に通っていたと言っても、コピーの書き方など、まるでわかっていなくて、手探り状態(^^;)
実際に書かせていただいたコピーがこちらです。
オフィス家具を作っている会社だったと思うのですが、
「空間を笑わせる魔術。」
意味がわかりませんね(笑)
PARKOやキューピーマヨネーズの広告に憧れていた頃、奇抜な言葉の組み合わせや突飛なことを言うのがコピーかと勘違いしていたのです。
商品広告は、商品やサービスを買っていただくのが目的ですが、求人広告は仕事を選ぶという大切な人生の選択をしていただくのが目的です。
このコピーで人を動かすことができるだろうか……と今になって思います。
そのほか、研修期間中に書いたコピーは、
キャッチコピーは、
「やりたい仕事を選んでこそ人間。」
ボディコピーは、
人間がいなければ、コンピュータは、ただの鉄の塊でしかない。
機械は仕事を選べないけど、人間にはそれを選べる自由がある。
技術者なら、やりたい仕事を選んでするべきだ。
さあ、プログラマーよ、誇りを持って当社へ来たれ!!
なんとも偉そうな(^^;)
すごいことを言っているようで、実は普通のことを言っているだけ。
想像で書いているだけで、まったく調べずに書いていることがわかります。
プログラマーの仕事をひとくくりにしていて、他社との差別化もありません。
こちらの考え方を押し付けているだけで、求職者への歩み寄りも感じられません。
けれど、20歳の自分はコピーが書けた気になっていました。
実際にクライアントのところに取材に行ったこともなく、打ち合わせをしたこともなかったので、お客様がどんなことをアピールしてほしいか、理解していなかったのです。
小学生の頃から文章を書くのが好きで、文章が書ければコピーが書けると思っていましたが、まったく違っていました。
ただ、うまく書けなくても、若い上司はとても温かく、
「おっ、いいね」
などと、誉めて伸ばしてくれました。
そして、ガラスを作る職人さんの募集で、2〜3人雇用したいという会社のコピーで、
「3羽ガラス、求む」
と書いたときは、
「え? これ、実際に使っていい?」
と採用してくださったのです。
入社してまだ1週間か2週間の頃だったと思います。
求人広告の世界は、今でも新しい人がすぐにコピーを書かせていただける状況にあると思います。
ただ、商品広告の場合、もう少し時間がかかると思います。
私はその後、商品広告を制作している会社3か所で働きましたが、まずはカバン持ちやコピー取り、お茶出しなどから始まり、少しずつ校正などもさせていただき、何か月かしてようやく新聞の突き出し広告など、小さな枠のコピーからスタートしました。
どちらがいいということはなく、自分に合うか、合わないかだと思います。
明日は、コピーライター養成講座で紹介していただいたラジオCMのコピーを書きながら、求人広告の会社でアルバイトとして働いていた私に訪れた転機について、ご紹介します。
【コピーライターになろう!】
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