【創作びより】

作品に織り込むように

さすがに土曜日も出勤すると、帰ってくると、クタクタだった。
家事は山積みだけど、思わずソファーで横になる。と、クマの親子のように、子供たちがのっかってきて、休めたもんじゃない。
おまけに、おばあちゃんが、『幼稚園』という雑誌をプレゼントしてくれたんで、付録を作れという。ひゃーっ!! 世の中で一番きらいな作業。
「これなぁ、まだ作らんと、明日のお楽しみにとっといたほうがいいで」などと、ごまかしながら、ずるずる引き延ばしていたら、夫から帰るコール。のっそり起きだし、夕食の用意。
今日は仕事で少しイヤなことがあって、ずっと気持ちが沈んでいた。誤解されたまま叱られて、何も言えなかった。もう忘れようと思っても、心に引っ掛かったまま。
夕食のあと、夫が徹夜で絵を描くというんで、夜食にと、全粒粉のパンを焼き始めた。
パン作りはいい。無心になれる。いやなこともつらいことも忘れさせてくれる。生地をこねているうち、ふと、いい考えが浮かんだ。心で引っ掛かってることも、すべて作品に織り込めばいいんじゃないかと…。おばさんのわたしでも、こんなに乗り越えるのが大変な急流に出くわす時がある。若い子でも、一人で泳ぎきろうとしてる子はいっぱいいるんじゃないかな。つらいことも悲しいこともすべて、吐き出すように文章にできれば、そして、それがどこかで誰かの心をすうっと軽くできればいいなぁなんて、理想かもしれないけど、ふと思った。
ラッキーなことに、今日は次女も三女も寝てしまって、パンが焼けるまでの時間を創作にあてることができた。長女は、なかなか眠れないというんで、夜10時頃、キッチンで焼きたてのパンを一緒に食べた。ロイヤルミルクティーも作ると、おいしい!と喜んでくれた。
雨の日も風の日もあるけど、へこたれないで頑張ろうと誓い、眠りについた。

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