夫が絵本の打合せで、東京へ。
半年前に原画を納品し、あとは文章一行の直しのみ。
この一行に、どれだけ脂汗をかいたことでしょうか。
どれだけ苦しみ、闇のトンネルを歩き続けたでしょうか…。
今頃、打合せしているだろうという時間、
リビングのテーブルに携帯電話を置き、今か今かと返事を待ちました。
夕方6時前、電話のコールが鳴りました。
「文章、OK出たよ。まどみちおさんみたいに詩的で、
こどもにもわかる、いい文章やって」
「……」
ほっとしすぎて、ことばが見つからないほど。
「出版の時期も決まったよ。来年の2月」
そうなんや、そうなんやとしか答えられませんでしたが、
電話を切ってから、じわじわとうれしさがこみあげてきました。
よっしゃぁ~、よしよし、たぁ~っとガッツポーズをすると、
次女は、母が体操をしているかと思ったのか、
腕にぶらさがってきました。
長女が、本を読みながら、
「パパ、おみやげ買ってきてくれるよなぁ。
もしかして、ぶたまんちゃうよなぁ」
子どもたちは、おみやげのほうが気になるようですが、
少しずつ進んでいるよ、パパとママの絵本の仕事!