定期的に開催している小学生会議の中で、子どもたちから「キャンプをやりたい」という希望が出されました。そこで涼しくなった秋の週末、子どもたちと秩父のキャンプ場に向かいました。
キャンプでは男女混合の5~6人のグループを作っていろいろなプログラムをしました。職員としては、子どもたちが協力してする活動を通してチームワークの大切さを学んだり、力を合わせることで達成感を得たりしてくれることを期待しています。
あまり包丁を持ったことがない子たちも美味しい食事を作るために果敢に挑戦。
ガスではなく薪で火を焚いての調理。空間、メンバー、やり方すべてが非日常の中では、子どもたちもいつもとは違う顔、やる気を見せてくれます。
いつものカレーも、自然の中で食べるといつも以上の味がします。
キャンプファイアー。暗がりの中で火を囲むとさまざまな思いが去来します。
帰路は、グループごとに分かれてのオリエンテーリング。地図を頼りに、ちゃんとたどり着けるかちょっぴり不安になりながらも目的地まで歩きます。
キャンプをすることで得られる様々な出会い、体験の喜びを歌った『キャンプだホイ』という曲にあるとおり、子どもたちは集団での活動を通してさまざまな新しい・はじめてのことを体験し、他者の中で生きている・活かされていることを実感し、成長します。
個別性を重視し、より小さい単位に向かう児童養護施設ではありますが、施設故の集団的側面も良い意味で活かしていきたいと思います。