9月になったというのに連日の猛暑。ひと夏の猛暑日の日数、記録更新です。
強い日差しとむせかえるような熱気の中、それでもこども達は元気に登校、登園をしています。
そんな暑さに負けないようにとアイスクリームのご寄贈がありました。
沖縄の名産品、ブルーシールのアイスクリームです。
さっそくお部屋に配ると子どもも職員も大喜び。
笑顔があふれました。心は温かく、でもこども達が安心して外遊びができるように、早く涼しくなることを願わずにはいられません。
9月になったというのに連日の猛暑。ひと夏の猛暑日の日数、記録更新です。
強い日差しとむせかえるような熱気の中、それでもこども達は元気に登校、登園をしています。
そんな暑さに負けないようにとアイスクリームのご寄贈がありました。
沖縄の名産品、ブルーシールのアイスクリームです。
さっそくお部屋に配ると子どもも職員も大喜び。
笑顔があふれました。心は温かく、でもこども達が安心して外遊びができるように、早く涼しくなることを願わずにはいられません。
今年度から施行された改正児童福祉法には、こどもの権利擁護の取組をさらに推進するため、施設等に措置されるこども達や、一時保護されるこども達の意見を聴く仕組みの必要性が明記され、その環境整備は都道府県等の業務であるとしています。今後、都道府県から施設等に派遣された専門家が、こども達の意見表明を支援することになる、というのが趣旨です。
実際に施設の外部から来られる方に、こどもたちの意見表明を支援する働きがどれだけできるのか、これから試行錯誤が繰り返されるものと想像します。いずれにしても日常的に子どもたちとかかわる施設職員としては、こどもたちが誰に対してであっても安心して自らの意見を述べたり、思いを表現できるような環境を作ることは責務です。
ただ、意見表明ができればそれですべて問題が解決する訳ではありません。「意見表明は、あくまでプロセス。最終目標はこどもの参画により“真の民主主義”が実現すること」というロジャー・ハート*の言葉を肝に銘じたいと思います。
夏休み中に開かれた小学生会議。初めは職員が導いて議長の選出、本日の議題の提案などをします。
それぞれ自分の思いを持って挙手。決定した内容に対しても素直に受け入れて会議が進みます。
こども達から質問が出て、オブザーバーだった施設長が許可を得て回答する場面もありました。
こども達が選んだ議長の進行により、スムーズに会議を終えることができました。
埼玉県内では、自治体による子どもの権利条例策定の例がないそうです。こども大綱に続いて、埼玉県こども計画が策定された後は、こども参画による市町村レベルでの条例制定が進むことが期待されます。
*ロジャー・ハート著、木下勇・田中治彦・南博文監修、IPA日本支部訳『子どもの参画-コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際』萌文社、2000
8月ももうすぐ終わり。地域によっては明日から2学期が始まります。残暑とはとても思えない暑さが続きますが、学校が始まれば、楽しかった夏休みの経験もすべて思い出になります。さんあいの多くの部屋(ホーム)が、その夏休み中にホーム単位での旅行を楽しんでいます。行先ややりたいこと等、ホームごとに話し合いをして、職員と子ども達で企画~準備~実施をします。
海がない埼玉県を抜け出して海水浴を楽しんだ部屋もあります。
さんあいにも砂場ができましたが、海辺の砂にはかないません。
海辺の水族館には、大きな海獣もいました。
絶叫マシーンに挑戦したホームもありました。
なりきり体験。アニメか現実かわからなくなりそうです。
桃やブドウ狩りをしたホームもありました。
カップヌードルの博物館で自分だけのオリジナル製品を作った部屋も。
米どころに行き、こちらもオリジナル、しかも特大の煎餅づくりに挑戦した部屋もありました。
遊びや社会体験は、子どもたちの成長に欠かせないものであり、子どもの権利条約第31条にも明記されている権利でもあります。
行政や様々な方々の理解と支援を受けて、それらの営みを続けていきたいと思います。
さんあいのある深谷では、様々な地域の祭りがあります。夏にはその多くが開催され、子ども達も楽しみにしています。
深谷まつりには、さんあいの小学生たちも神輿をかついで、通りを練り歩きます。
地域の祭りでは、出店が出るので、そこでお小遣いを使って好きなものを買ったり、ゲームに挑戦するのを楽しみにしている子たちもいます。
今年は盆踊りに挑戦した子もいました。暑さのため日中はなかなか外に出られないですが、少しでも思い出に残る体験になったらうれしい限りです。
そして、お祭りから帰って来た後、その思い出を再現したお部屋がありました!
屋台に見立てたキッチン・カウンターで、職員が作ったお金を払って好きな料理を買って食べる、というものです。(実際には、好きなものだけ食べると栄養に偏りが出るので、基本的にはすべての料理を“買って”もらうそうですが)
ラムネや綿菓子もあって、いつもと一風変わった、楽しい食事のときになりました。
埼玉県には海は有りませんが、川が沢山あります。 県内の川の流域面積は日本一らしいです。 さんあいの近くにも川遊びができる川(沢)があり時々沢蟹も発見できます。 そんな場所に子どもたちを連れてゆくと大喜びです。
やっぱり自然は良いね。 子どもたちの心身をやさしく癒してくれます。
埼玉県内の児童養護施設が協力して、毎年、親善球技大会を催しています。幅広い年齢の子ども達、能力や体力も異なる子ども達が協力をして取り組める球技として、昨年からドッヂビーを採用しました。ドッヂビーはドッジボールの代わりにソフトタイプのフライングディスクを使用する競技。ぶつかっても痛くないので、幅広い世代で楽しむことができます。各施設は小学生のチーム、中高生のチームを編成して優勝を目指しました。
体育館を借り切っての開催。オリンピックにも負けない緊張感です。
小学生チーム。事前の練習、そして作戦会議をへて善戦。勝ち上がることはできませんでしたが、来年が楽しみです。
そして大健闘をしたのが中高生。予選で一度は負けてしまったものの、敗者復活、決勝戦に臨みました。
小学生は他を寄せ付けない迫力の応援を展開。中高生はその力を得てみごと勝利。
優勝の栄冠を手にすることができました。
勝っても負けても全力を出し切れたこと、そしてみんなで心を一つにして取り組めたことが何よりの成果でした。
さぁ、来年に向けて、戦いは始まっています?!
「早くお勉強を済ませないと、お外に遊びに行けないよ!」は多くの子どもたちが夏休みの朝に大人からかけられる言葉ではないでしょうか。ただ、今年は、宿題や勉強が片付くころには外は遊べない暑さになってしまいます。そこで職員たちで考えて、朝の涼しいうちに外遊びをして、日が高くなって熱中症アラートが出るころには部屋で静かに勉強や遊びをするようにしました。
中庭に響く子どもたちの歓声。やっぱり夏は外で水遊びです。
「ブドウがたくさんなってるから取って!」と子ども達が言ってきたので、ぶどう棚でぶどうがりです。あとは涼しいお部屋で楽しんでね。
「ぼくはやっぱり暑い外は嫌だ」そうです。
さんあいでは来年度4月から正職員として一緒に働いてくれる職員の募集を始めました。 子どもが大好きな方で保育士又は児童指導員(福祉学科、心理学科、教育学科、社会学科を修められた方)の資格をお持ちの方又は資格取得見込みの方。前述の資格のない方でも子育て経験や児童福祉分野の経験等を加味いたしますのでご相談下さい。 採用面接に関する詳細は以下のURLをクリックしてHPのサイトでご確認ください。
https://san-ai-jidouyougo.org/recruit/
お仕事は、子どもたちの生活支援全般です。楽しいことも大変なことも子どもたちと一緒に体験します。
さんあいでは、食事を大切にしている。食事は厨房での調理ではなく、栄養士が作ったメニューに従って各ホームで調理をし出している。食事は栄養摂取だけではなく、子どもたちとの関係構築や自立のための欠かせないステップととらえている。個々の職員の育った背景は違うので、スタッフ間、ホーム間の格差を無くすために以下のような食育目標を掲げている。
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「さんあいの食育目標」
*食事だけでなく、すべてのことに感謝する気持ちを育むために、食事前のお祈りは大切にしよう。
*誰でも好き嫌いはあって当たり前。苦手な物を強制的に食べさせることはしない。しかし、栄養バランスを考え、偏食にならないようにペアレ ント・トレーニングの手法を活かした言葉かけや支援を試みよう。
*キッチンでのお手伝いは年齢相応に合わせて危険のない範囲で支援しよう。
*幼児のお箸練習は関わる職員間で統一して子どもの成長に繋げよう。
*衛生面を考えて、その日の残飯はその日のうちに捨てましょう。
*夜食もコミュニケーションの一つ。塾やテスト勉強を頑張っている子ども達への夕食後の夜食提供は「あなたのことを大切に考えている」というメッセージにもなります。必要に応じて作ってあげましょう。
(※余り物で対応できるメニュー)
*育ちざかりの子どもにとっては夕食メニューだけでは足りない場合もあります。そんな時は余り物等で補ってあげましょう。
ただし、夕食のメニューが嫌だから違うのを食べるというのは身勝手な言動となります。その日のメニューを食べ終えてからにしましょう。
*楽しい食卓は美味しく感じます。しかし、生活の中で時間のリズムは大切です。さんあいでは下記の時間を目安としましょう。
朝食 6:40~7:10(平日は登校時間に間に合うようにしましょう)
7:00~8:00(休日)
昼食 12:00~13:00
夕食 18:00~19:00
*子どもは大人の鏡です。まずは職員がマナーを意識して子どもの見本になりましょう。
*「誉める」ことを忘れずに!子どもが望ましい食事マナーを取っている時には必ず誉めましょう。
行事食も食育の一環です。子どもたちに日本の伝統文化を理解してもらいます。
揚げ物は、危険なので子どもたちのお手伝いはありません。
一方で子どもたちに積極的に手伝ってもらうためのメニューもあります。
今年、さんあいに来た新兵器(?)、熱中症計。気温、湿度、風の状況を測定して、その場所での注意、警戒情報を子ども達、職員に伝えるために役立てています。
その測定器を横目で見ながら、猛暑の中でしたが恒例のガーデンパーティーを開催しました。
開始当初は、測定器の数値が高止まりで、時間短縮や途中での打ち切りも覚悟をしていたのですが、幸いなことに雲がかかり日が陰ったので事なきを得ました。
暑い中ですが、皆で囲むBBQは格別です。
そうめん流しは、部屋対抗で得点を競ったので、皆、真剣でした。
スイカ割は、張りぼてで。これだと何回も挑戦できます。
最後は花火。暑い暑い夏休みの始まりです。子ども達も職員も、体調を崩すことなく元気に過ごせますように。