施設では定期的にケース・カンファレンスの時を持っている。ある特定の児童の課題を整理して、支援方法を関わる職員で話し合います。そしてそこにはスーパーバイザーとして経験豊富な臨床心理士がアドバイスをして下さいます。
子どもたちは当然ですが10人十色、画一化した方法では個々の課題は解決できません。だから現場の保育士はそれぞれの子どもに対し毎日試行錯誤の連続で養育をしているのです。
対応に失敗することもあります。でもそれは誰からも責められることではありません。みんな一生懸命なのです。さんあいのスーパーバイザーは決して職員を責めたり上から目線で指導したりしません。だからみんな本音で上手くいかない事例を曝け出して真剣にアドバイスを聞きます。
まず児童の背景や養育状況、そして課題を整理して全員で共有します。
スーパーバイザーの質問等に答えたり考えたりする時間もあります。
そして討議しながらスーパーバイザーの意見も貰います。スーパーバイザーは、まず職員の頑張りに敬意を払ってから話し始めます。