70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

春を待ち望む

2025-02-23 13:40:05 | 愛すべき子どもたち

二月中旬は二十四節気の雨水(うすい)。空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ、とされていますが、今年の北関東は雪はおろか雨もほとんど降らない乾燥した日々を過ごしています。
雨水は、農耕の準備を始める目安ともされてきたそうなので、ワクノビクラブでも花植えをすることにしました。

冬の花が多いのですが、5月くらいまでは楽しめると良いねと話しながら植えました。

玄関にある看板前の花壇が寂しかったので、そこにも植えました。もともと植えてあった水仙は季節をしっかり感じてか、芽を出していました。
暖かい春の訪れを皆で心待ちにしています。


小学生スポーツ大会

2025-02-11 17:38:36 | 愛すべき子どもたち

祝日の午前中、近隣の体育館を借りて小学生のスポーツ大会を実施しました。参加した小学生は黒と白の二つのグループに分かれていろいろな競技に挑戦。優勝を目指しました。

体操が終わると競技開始。玉拾いでは広い体育館のフロア一面に散らばったボールを文字通り拾い集めます。

次は借り人競争。指示書に合った人を見つけて先にゴールをした方が勝ちです。二人一組で手をつなぎ、見つけた人も加えて3人がバラバラにならないように協力することが鍵です。

最後は昨年の県内施設の大会以来、皆がもっとも熱くなる競技、ドッヂビーです。

メンバーの得意不得意を踏まえて作戦会議。最後は円陣を組んでさぁ勝負です。

 

熱戦の末、勝負はつきました。負けたチームのメンバーの中には真剣に取り組んだのに結果が伴わず、思わず涙する子も。

福祉のグループワークは、グループ独自の力動を活用することで、メンバーの人格的な成長や思考の発展・課題の解決等に繋げることを目指します。競技スポーツは勝利することが最終的な目標ですが、結果ではなくプロセスを重視するのが福祉的視点ともいえます。

この後は、生活の様々な場面でこの体験をふりかえることをとおして、一人一人の成長につながることを期待します。


夏みかんジュース

2025-02-07 09:04:02 | 愛すべき子どもたち

今年は不作でしたが、それでもしっかりと実をつけた夏みかん。
名前は「夏」ですが、収穫は冬にする果実です。

子どもたちと収穫をした夏みかんはさっそくキッチンに運ばれて小さい手で絞られました。

そしてお湯と砂糖を入れてかき混ぜたら美味しい夏ミカンジュースのできあがり。


心と身体にビタミンを補給して、寒い冬を乗り切りましょう。