小さな自信

小２男児のＭくんは、勉強は苦手だが料理や絵が得意だ。そんな彼が夏休みの思い出に書いた絵をＮＰＯの主催する展覧会に出品した。特に賞を決めるような企画ではなかったが、出品のお礼に返送された絵と共に感謝状と図書カードが送られてきた。　Ｍくんは大喜び、感謝状と図書カードを大切に大切に保管している。

感謝状と図書カードは、Ｍくんの努力と絵の素晴らしさを認めてくれるものだ。　大人の目には、小さな承認なのかもしれないが、Ｍくんにとっては大きな自信となったようだ。普段の生活の中で、子どもの努力や作ったものを褒めてあげることは、子どもの自信につながる。そして自信は自己肯定感につながって行く。自己肯定感は、人が生きてゆくうえで、また他者を思いやることに欠かせない要素だ。

Ｍくんは、きっと今年の夏も一生懸命に絵を描くに違いない。

 

Ｍくんへの感謝状。　観れば、観るほど実にいい絵だ！