今週は各地の学校で入学式が行われますが、ぶどうの木にもインコ7羽が新しい仲間として加わることになりました。
聞きつけたアニマルクラブのメンバーたちがぶどうの木に集まって中をのぞき込んでいます。
ぶどうの木の奥の部屋を鳥小屋に改造。アクリル板越しに、中の様子を見ることもできます
インコといえばセキセイインコが有名ですが、このアフリカ原産の新入生たちはコザクラインコと呼ばれる種類。人にもなつきやすいと言われています。子どもたちとも早く慣れて欲しいなと思います。
今週は各地の学校で入学式が行われますが、ぶどうの木にもインコ7羽が新しい仲間として加わることになりました。
聞きつけたアニマルクラブのメンバーたちがぶどうの木に集まって中をのぞき込んでいます。
ぶどうの木の奥の部屋を鳥小屋に改造。アクリル板越しに、中の様子を見ることもできます
インコといえばセキセイインコが有名ですが、このアフリカ原産の新入生たちはコザクラインコと呼ばれる種類。人にもなつきやすいと言われています。子どもたちとも早く慣れて欲しいなと思います。
暖かくなってきたのでみんなで畑にジャガイモの種イモを植えました。六月芋(ロクガツイモ)とも呼ばれるジャガイモは、この時期に植え付けると6月~7月にかけて収穫できます。
ジャガイモを畝に沿って埋めて、その上から肥料をかけて・・・夏には大きくたくさんのジャガイモが収穫できるはずです。
「お芋を植えると、たくさんのお芋ができるの?」「早く大きくならないかな」「ポテトフライ食べたいな」・・・みんなで収穫を楽しみに待ちます。
年度末には数名の児童がさんあいを卒園/退所をしていきます。
今日はさんあいで十余年を過ごしたS君とのお別れの日。エントランスに集まり、みんなで送り出します。
高校を卒業し、就職先も決めて卒園していくS君の姿に、年下の子たちは頼もしさを感じ、長くいる職員は成長を感じて感慨ひとしおです。
職員からのプレゼント。これまでの成長の姿をアルバムにまとめたものを渡しました。
引っ越しの荷物を車に積んで、職員が新しい住まいへと送ります。
その後ろを皆で見送ります。
人生、これからが本番。様々なチャレンジがあると思いますが、背後にいつも自分の事を思い、祈っている仲間がいることを忘れないでほしいと願います。
そしてまた何かあったら戻って来て良いからね、と言って送り出しました。
厨房では職員が会食の準備に余念がありません。高校生の男の子2名も応援でお手伝い。そう、今日はさんあいの「卒園・卒業を祝う会」です。
そして会が始まりました。一人一人の名前が呼ばれて、この3月に卒園、卒業を迎える年長、小6、中3、高3の児童が入場。
一人一人が、今年良かったこと、思い出をみんなの前で発表します。
そしてさんあいからから退所をする子どもたちにも、みんなの前でスピーチをしてもらいます。長くても短くても生活を共にした時間の中にはたくさんの思い出があります。うれしい、楽しい思い出ばかりではなかったとしても、お互いが成長するために必要な大切な時間です。
そして会食のはじまり。朝から職員と高校生が準備した料理がテーブルに並びます。クリスマス会の時のような出し物はありませんが、卒園・卒業生たちの今までをふりかえるスライドショーを見ながら、思い出話に花が咲きます。
そしてひと段落したところで、年度末で退職する職員の挨拶。想定していなかった発表に動揺、目に涙をためる子もいます。出会いがあれば、いつかは必ず別れがある、受け入れがたいけれども受け入れていかなければならない現実です。子どもたちを愛し、良好な関係を気づいてくださった職員の皆さんには感謝しかありません。さんあいを離れても子どもたちのことを心に、そして祈りに覚えていてほしいと願います。
そしてこの4月から新しく職員としてさんあいに加わってくれる方々の紹介。数ある職場の中でさんあいを選んでくださったこと、これも感謝です。
最後はさんあいのテーマ曲「いっぽんのいちょうから」を皆で歌って終了となりました。
入園と卒園、入学と卒業のように世の中の多くのものには始まりと終わりが定められています。物事に節目があることで、私たちも過去を振り返り感謝し、未来に向かう決意を固めることができます。
「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。 ~(中略)~
神のなされることは皆その時にかなって美しい。」
(旧約聖書 伝道の書)
さんあいではコロナ禍以前から各居室にパソコンを設置、子どもたちがそれぞれネットを利用できる環境を整えています。施設で過ごすうちに正しいIT機器の使い方、インターネット上に広がる人や情報との上手な関係の作り方を学んで社会に出ていってほしい、と思うからです。
最近の子どもたちはそのパソコンをYouTubeやTiktokの視聴、生活上での調べものやアイドル情報の収集、イラストの作成といった作業まで幅広く使っていますが、耐用年数を過ぎて新しいものが必要な時期になってきました。
そんな時に実業家の西村博之(ひろゆき)さまが村長を務める「ペンギン村」というインターネットサイトで児童養護施設にパソコンを無償で贈呈する企画がありました。さんあいも応募したところ、4台を寄贈いただけることになりました。
そしてなんとこの寄贈にあたり、ひろゆきさまご自身、その呼びかけに応えてノートパソコンを提供くださったNECPC/Lenovoの矢野様と関口様、学生でインフルエンサー活動をしている「Nontitle PROJECT LAVIE出演メンバー のすけ」さま、調整役の株式会社サムライパートナーズの平山様が直接、さんあいを訪問してくださいました。
まずは施設長からさんあいや児童養護施設の状況、子どもたちの様子や職員の取り組みなどを説明させていただきました。
そしてパソコンの寄贈。大切に使わせていただきます。
続いて園内を見学していただきました。
子どもたちの居室については、それぞれの担当職員が説明しました。
お部屋でのPC、インターネットの使用環境についても確認していただきました。
さんあいにとっては、ネット上の善意の呼びかけが、このように様々な人々をつなげ寄贈に至ったことを知る機会でした。
後日、いただいたパソコンを子どもたちに渡しました。パソコンが壊れて代替機もなかったため、しばらくパソコンなしで我慢をしていた子たちだったので大喜びでした。今回のプロジェクトに協力いただいた皆様、ありがとうございました。
13日の夕方、普段は使われていない事務棟の厨房の灯りがついていて、何やら良い香りがしてきます。覗いてみると、男の子たちが職員と共に作業をしていました。
そう、明日は3月14日、ホワイト・バレンタイン・デー。男の子たちが女の子たち(や職員)にありがとうの気持ちを表わそうと奮闘していたのです。みんな真剣に作業をしています。気がつけば夕飯が始まる時間ですが、最後までやりきりました。
オーブンからも良い香りがしてきました。
きちんと包装してできあがり。
バレンタインデーは西洋起源ですが、このホワイトデーは日本発祥だとか。どのような方法でも、他者に感謝や敬愛の気持ちを表わすのは良いことです。子どもたち一人一人に思いやりの心が広がることを願います。
朝のさんあいの中庭には昨日の雪がしっかり積もっていました。泊まっていた職員、朝、出勤してきた職員で玄関や車両の上の雪をどかせて、子どもたちもみな無事に登園、登校をすることができました。
日中は冷たい雨が降ったので子どもたちが学校から帰って来た時にはずいぶんと溶けてしまっていましたが、それでも宿題が終わった小学生、さっそく雪をかき集めて雪だるまづくりに励んでいました。
だるま三兄弟だそうです(本人も入れると四兄弟?!)
「今年の冬は関東平野では雪はおろか雨も降らないね」と話していたら、3月になって早々、積雪になりました。
子どもたちが植えた花、芽を出した水仙の上にも雪が積もり始めました。
冷たい雪が降っても、寒さに震えることなく過ごせることは決して当たり前ではないことを、他国の状況を知るにつけ思います。
冷たい風が吹いても、雪が降っても暖かい家があって安心なのは動物たちも一緒です。
朝方、つぼみが開いているのに気が付いた地域小規模施設の前のシデコブシ。
雪に驚いて、またつぼみを固くしてしまったようです。
明日は登校時間を遅らせる旨の連絡が学校からも来ました。
朝、真っ白な銀世界に歓声をあげる子どもたちの顔が思い浮かぶ一方、通学、通園や職員の通勤に影響がないよう、食材が滞りなく調達できるよう、祈ってしまいます。
二月中旬は二十四節気の雨水(うすい)。空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ、とされていますが、今年の北関東は雪はおろか雨もほとんど降らない乾燥した日々を過ごしています。
雨水は、農耕の準備を始める目安ともされてきたそうなので、ワクノビクラブでも花植えをすることにしました。
冬の花が多いのですが、5月くらいまでは楽しめると良いねと話しながら植えました。
玄関にある看板前の花壇が寂しかったので、そこにも植えました。もともと植えてあった水仙は季節をしっかり感じてか、芽を出していました。
暖かい春の訪れを皆で心待ちにしています。
祝日の午前中、近隣の体育館を借りて小学生のスポーツ大会を実施しました。参加した小学生は黒と白の二つのグループに分かれていろいろな競技に挑戦。優勝を目指しました。
体操が終わると競技開始。玉拾いでは広い体育館のフロア一面に散らばったボールを文字通り拾い集めます。
次は借り人競争。指示書に合った人を見つけて先にゴールをした方が勝ちです。二人一組で手をつなぎ、見つけた人も加えて3人がバラバラにならないように協力することが鍵です。
最後は昨年の県内施設の大会以来、皆がもっとも熱くなる競技、ドッヂビーです。
メンバーの得意不得意を踏まえて作戦会議。最後は円陣を組んでさぁ勝負です。
熱戦の末、勝負はつきました。負けたチームのメンバーの中には真剣に取り組んだのに結果が伴わず、思わず涙する子も。
福祉のグループワークは、グループ独自の力動を活用することで、メンバーの人格的な成長や思考の発展・課題の解決等に繋げることを目指します。競技スポーツは勝利することが最終的な目標ですが、結果ではなくプロセスを重視するのが福祉的視点ともいえます。
この後は、生活の様々な場面でこの体験をふりかえることをとおして、一人一人の成長につながることを期待します。