ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

絵手紙のかき初め

2016年01月02日 14時29分44秒 | 絵手紙
  

書初めとは、お習字で書くもの。
私は、絵手紙で「かき初め」をしてみました。

ピンク色のマーガレットです。
おととしの春に買った苗でした。
2度目の冬を越しているところです。
昨年の秋口に弱っていた株を新しい鉢に植え替えて、細かい枝をしっかり切り込んでおきました。
すると、今では見事に新芽を伸ばし、たくさんの花と蕾がつきました。
去年の花より一回り大きな花がたくさんついて、かわいい笑顔を振りまいています。

この花は、花も葉っぱも入り組んで、とてもスケッチが難しい。
正直言って、何だかめんどうだな。
でも、美しい花たちに促されて、やはり描くことにしました。
形がうまく描けなくても、愛らしさが出せればいいなと思いました。

マーガレットは、いつ見ても笑っています。
あれ、笑っているのは花なのか、それとも見ている私なのでしょうか。
それは、私の思いこみ。
知らず知らず自分の心を投影して絵を描いていることが、とってもおもしろい。

これからまた一年、小さなものづくりをしながら、心を技を磨きたいと思います。
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ピリ辛とうがらしの浅漬け

2015年12月15日 06時58分05秒 | 絵手紙
  

畑作りをされている友人から、一束のとうがらしをいただきました。
「鷹の爪」とはよく表現したものですね。
細くてとがった鮮やかなとうがらしを描いてみました。

日頃、本物のとうがらしは高級品なので、市販の七味ですべてまかなっておりました。
とうがらしは健康にいいようです。
辛味の大好きな夫は、とうがらしを大歓迎。
ほんの一粒でも効き目は抜群です。

この冬は、野菜が豊作のようです。
近隣の農家の出してくれる100円野菜を求めて散歩に出かけるのも楽しみの一つです。
白菜、キャベツ、ほうれん草、大根、サトイモ、人参などなど。
新鮮そのもの。
ついつい冷蔵庫に保存できないくらい買い求めてしまいます。
毎日、野菜三昧の豊かな食卓となりました。

お店で白菜1玉が100円でした。
出荷した農家は、収入があるでしょうか。
日頃、実家の母から農家の収入の実態を聞いているだけに、つい気になってしまいました。
こんなに安く美味しい野菜が食べられることに感謝したいのです。

いただいたとうがらしを使って浅漬けを作りました。

  

シャキシャキ、ピリッといくらでも食べられるお漬物です。
我が家には、大きな樽付けは難しく上手く作れる自信もないので、小さな漬物容器を利用しています。
白菜の葉っぱを4~5枚はいで、一日おきにつけかえます。
簡単に美味しい浅漬けができる方法を見つけました。

■白菜の浅漬け

<材料>
白菜の葉  4~5枚(漬物容器に入る量)
塩  大さじ2~3(適量)
昆布    
だし汁   カップ1
とうがらし 2~3粒
柚子の皮  少量

<作り方>
白菜を洗って水を切る。


葉っぱと茎を分けて大まかに切る。


白い部分に塩をまぶし、軽くもむ。


漬物容器に白い部分を入れ、上から葉っぱの部分に軽く塩をまぶしながら漬け込む。


一日で水が上がってくる。
漬かった白菜の塩加減をみて、塩が辛すぎる場合は、塩気を軽く水で流す。
水気を絞った白菜に、だし汁と切り昆布、柚子の皮の薄切りを入れて、漬け込む。
そうそう、とうがらしを切って忘れずに。
塩気が足りない場合は、少し塩を加える。

 ☆ ☆ ☆

簡単白菜漬は、2~3日で食べきれるので、次々と白菜をはがして漬けています。
市販されている浅漬けの素は、塩気が強すぎます。
自分流でだし汁を作るとちょうどいい味になります。
とうがらしのピリッと引き締まった味わいが、漬物を美味しくしてくれました。




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秋を感じて描く

2015年09月29日 17時01分03秒 | 絵手紙
デイケアに勤務していた時に描いた絵手紙があります。2枚載せてみます。
秋をテーマに利用者の皆さんと描きました。当時、職員として利用者さんの補助をしていて、短時間で勢いよく描いたため、今見返すと、線描も色合いもかなり大雑把です。
それでも、その時の感動が表れているようで、今でも好きな作品です。

  
  鶏頭の鮮やかな色はおしゃれですね。

鶏頭のあざやかな臙脂色が目をひきます。鶏頭の種は、ゴマ粒よりも小さく、子どもの頃から自分の家には植えてありませんでした。学校へ行く道すがら、よその庭に咲いている鶏頭や見事な色合いの葉鶏頭を見て、うちにもあったらなぁ、と羨ましかったのです。

大人になって鶏頭の種を撒いたことがありました。買ってきた種を見てびっくり。残念ながら上手く芽が出ないで枯れてしまったことを覚えています。

もう一枚は、アケビ。少し色づいた実がはずかしがっているようで、なんとも色気を感じたのでした。

  


この植物は、なかなか実物を見ることができませんでした。初めて、アケビの木に実がなっているのをみたのは、小学校の頃、父に秋の山歩きに連れて行ってもらったときです。それまでは、図鑑で見たことがあり、その実は甘くトロリとしてとても美味しいと聞いていました。いつか食べてみたいと夢に見ていました。
父は、毎年松茸の生える頃には、ずいぶんと早起きをして松茸を採ってきて食べさせてくれていました。山歩きは大変だから、少し大きくなって体力がついた頃にようやく連れて行ってくれました。散々歩いて、日当たりのよい木立のあたり、父がアケビを見つけて教えてくれました。弾けた実は、今まで食べたことのない美味しさでした。
そんな思い出を胸に描いたアケビ。彩色は未熟ですが、たどたどしさが気に入っています。

絵手紙は、表現が自由です。写実的に書かなくても感じがことがそのまま描ければいいのです。
自分で気に入れば、それでいいんです。
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サザエを描く

2015年09月26日 12時14分50秒 | 絵手紙
今朝、三多摩市場に出かけてあれこれ買い物をしてきました。生きのいいサザエが手に入りました。今まで見たうちで一番立派なサザエでした。

  

魚屋さんによると、サザエは、とげの鋭さにより値打ちが決まるとのことでした。これは、魚屋さんのいうところの小サイズですが、なかなかいいサザエだと教えてもらいました。とげが長いということは、荒海で育ったたくましい貝たちなのでしょう。


若い頃、職場の先輩に誘われて、島の磯辺で素潜りでサザエを獲ったことがありました。瀬戸内海に浮かぶ島でも、潮の流れの速いところで、海が澄み渡っています。大潮で干潮になると、沖が近くなります。水中眼鏡で見ると、入り組んだ岩の間にニシやサザエが見つかりました。獲れたサザエは、とげがなく、丸い巻貝でした。

今度の休日に、6人の来客があります。皆さんに手作り料理を楽しんでもらおうと、夫と二人でメニュー表を作り、準備しているところです。
焼き物の一品にこのサザエを入れましょう。七輪の炭でじっくり焼いたサザエは、美味いよ。きっと喜んでもらえるでしょう。


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しあわせな味

2015年09月21日 23時07分22秒 | 絵手紙
  
  大粒の味わいは、抜群だ。

9月は、秋の味覚に溢れている。
なし、ぶどう、栗、イチジクなど、どれを食べても、ふくふくとしあわせな気持ちになれる。
今日は、イチジクを買ってきた。濃い紫に熟した実はそうっと皮をむき、ぱくっと大口でほおばる。ほんのり甘く、柔らかい食感がたまらない。

美味しくて幸せな味覚には、懐かしい思い出が寄り添う。

私の小さい頃、2階建ての屋根まで届くほどの大きなイチジクの木があった。秋になると、たくさんの実を付けていた。決まったおやつもなく、お腹が空いていた私にとっては、木に登って熟れた実を採って食べるのが、何よりの楽しみだった。秋も深まり、気温が下がると青く固い果実は、柔らかく熟すことはなかった。熟れるまで待てなくて、ちょっとつまんで柔らかそうな実を食べていた。

イチジクの木には、虫がつきやすく、実らせるまで大きくするのも、実ってから採り入れるのも気を使う。うっかりすると、熟した実を鳥に先取りされてしまうからだ。

昔のイチジクは、この絵の品種と違っていて、小さく丸っこい。調べてみると、江戸時代に伝わった品種のようだ。大人たちは「とうがき」と呼んでいた。唐柿と書いて、外国から入ってきたことがうかがえる。
この絵のような大きくて首がするっと長い形の品種は、もっと後に入って来たものらしい。

これから秋本番だ。おいしいしあわせな味をいろいろと楽しみたい。

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