夏の終わりの野菜畑。
家の裏側に、空き家と荒れ地で草ぼうぼうの土地があった。
夜中、ガサガサと不穏な音。
それは、大きな猪が餌を探す音だった。
春先に、その家の知り合いの方に連絡していただき、草刈をさせてもらうことになった。
自由に使わせてもらえるとのこと。
雑草を刈り取り、ごみを拾い、破れた防草シートを片付けて耕すと、何とか畑が出来上がった。
肥料を混ぜ、種を撒き、野菜の苗を買ってきて植えてみた。
だんだんと育つ姿がかわいい。
いろんな種類を植えたしているうちに、何とか我が家で自給できるくらいの作物が育った。
毎日畑をのぞいてみるのが、何と楽しいことか!
野菜の成長に驚き、草取りを頑張り、夏の乾燥には、ホースを引いて水やりも続けた。
東北にいた頃は、十分野菜作りに時間をかけられず、茄子が栄養と水不足で小さな実しかつけなかった。
今年は、食べきれないほどにたくさんの収穫ができたのだ。
長茄子は、たくさん採れてご近所に配って食べていただいた。
里芋がよく育ち、インゲンの成長も楽しみだ。
山の畑では、夏の初めに防御柵をしていなかったため、じゃがいもが猪被害にあい、全滅。
夫と一緒に鉄柵と電気柵を設置して、ようやく安心して野菜作りができるようになった。
家の裏のこの畑も、小さいながらも防御柵を作っている。
雑草と害虫と害獣(猪、アナグマ、ハクビシンなど)対策に日々苦心するけれど、生活が懸かっている。
知恵と努力で乗り越えたい。
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