9月26日~28日、北関東の皇海山に行ってきました。川崎のこっとさんと私、ナベさんの100名山計画にmayuchanさんも加わっていただきました。
群馬県側の簡単ルートが閉鎖されたため、皇海山に登るには庚申山荘を拠点に鋸山の岩稜と長い下降ルートのハードコースしかありません。
一泊二日で登るのが一般的ですが、体力面なども考慮して庚申山荘2泊の計画にしましたが、大正解でした。26日は高崎に昼過ぎに集合し、レンタカーで足尾の銀山平から入山、少しのんびりしすぎて出発が16時、庚申山荘着が19時となり、最後はヘッドランプでの行動となりました。この日は他に5人の一組のみ、大きな避難小屋でゆったりと寝ることができました。
27日、もう一組がこの日に下山予定で3時前に起きだし、こちらも目を覚まされてしまいました。私たちはもう1泊なので、薄明るくなる5時過ぎに出発。まずは修験の道でもある庚申山への岩場コースの登り、続いて鋸山への鎖場の連続する岩稜で険しいルート。幸い晴れ間も広がり、日光方面の男体山や白根山、群馬側の上州武尊山などの展望も眺められました。鋸山からは急なコースを下って皇海山山頂へ。山頂へはひたすら樹林帯の登りでガスもかかって展望はなし。12時15分登頂。予定時間を1時間超過(実はこれでも序の口)、さっさと下山にかかりました。
写真は庚申山稜線からの鋸山、皇海山(左奥に上州武尊山)、日光連山です。
鋸山を登り返し、笹の藪漕ぎの下山道を六林班峠へ。笹の下に倒木が多くて下降でもスピードを出せずここで16時。峠からは山腹の尾根と沢を巻きながらもなかなか標高の下がらない長いトラバース道。道ははっきりはしているものの、沢からの登り返し点が判りにくかったりでスピードを上げられる状況ではなく、ひたすら時間がかかります。2時間歩いてもようやく半分すぎ、またまたヘッドランプでの行動に。幸い体力や体調に問題なく、ゆっくりながらもしっかり歩き続け、20時に庚申山荘に戻りました。これでは一日で一気に下山は無理、そそくさと軽い夕食を流し込んでのもう1泊となりました。
28日は6時までゆっくり休み、朝食もモーニングコーヒーを味わって8時出発、10時半すぎに銀山平に下山しました。国民宿舎でゆったり入浴、昼食を済ませ、東武線で川崎に帰るこっとさんとは東武日光駅で別れ、このあとさらに会津駒、尾瀬の燧・至仏、上州武尊山に向かうmayuchanさん(タフですね)と宇都宮で解散しました。
ガイドブックなどのコースタイムを参考に余裕を持って計画しましたが、それ以上にしっかり時間のかかる山ですので、これから登ろうという方、計画をよく練って登った方が良いと思います。