3月27日、六甲山へカミさんと登りに出かけました。あまりにも有名な山ですが、これまで登る機会がありませんでした。最初としては一番有名なロックガーデンから魚屋路で登り、下りの魚屋路は有馬温泉に下るところですが、帰りが遠回りになって面倒なので東お多福山経由で芦屋に戻るルートにしました。3月後半、天候不順が続きましたが、27日が一日だけの晴天予報でしたのでこの日に決行としました。
ルート図は昭文社山と高原地図の六甲山を利用、登降図はカシミールで作成
早朝出発、新幹線新大阪から神戸線に乗り継ぎ、JR芦屋へ。ガイドブックでは阪急芦屋川から歩くようになっていますが、乗り継ぎが面倒です。JR芦屋から阪急芦屋川までは徒歩10分強です。芦屋の山の手住宅街を抜けて高座の滝へ。パッと見普通の滝ですが、よく見ると右上に上部の滝があり、あわせるとけっこうな落差の滝だと判りました。滝の左手にはロッククライミングの日本での創始者藤木九三氏のレリーフもありますので、ここは必見のポイントですね。滝からはロックガーデンの山道ですが、ちょっと急な岩場歩き程度で、岩登り技術は必要ありません。初歩の岩稜歩き練習にちょうど良いくらいです。小一時間の登りで風吹岩。大阪~芦屋方面の展望が広がります。ここからはしばらく緩やかな道ですが、昨日までの大雨でちょっと水っぽい道が続くとゴルフ場の一角に出ます。金網のゲートを何回か通過すると雨ヶ峠へ150m程の登りになります。雨ヶ峠で東お多福山への尾根道と分かれ、住吉川上流部の谷に下ります。何度か渡渉したり堰堤を越えると土樋割峠からの車道と出会い、七曲がりの登りが始まります。よく踏まれて登りやすい道ですが、50分程歩くと右へのトラバース道が閉鎖され、左上に急に登る木段道への矢印表示。ちょっと一息ついていると、「この迂回が急なんだよね」と登っていく人と、「こっちの方が楽」といってゲートの横を抜けていく人。後者の人はこのあたりの道を熟知しているようでしたが、初めての私たちは無難に急な迂回道へ。頑張っていひと登りするとちょっと下ってトラバース道と合流。のぞき込むと崩落した斜面の山側が歩けるように踏まれていました。また、先ほどの渡渉点あたりに何枚か迂回路のお知らせと直進すると危険との張り紙がありましたが、その時点ではどこのことを示しているのか判らず、渡渉点あたりの道が入り組んでいるので、このあたりのことかと気を遣わされました。もう少し判りやすくしてほしいところです。迂回路を越えてすぐに車道に出て一軒茶屋があり、舗装路を上ると六甲山最高峰に登頂です。
北西方向には高原状の山並みが広がりますが、特徴的な山がなく、山座同定のしようがない感じです。南側には神戸~大阪の街と海岸、瀬戸内海の展望がきれいに眺められます。ちょっと風が強いので、少し下った四阿屋で昼食休憩。
下山はしばらく車道や並行した山道を歩いて六甲山神社石宝殿に向かいますが、東お多福山への標識がなく、石宝殿の広場からの山道をGPSで確認して下りに入りました。ここは慣れないハイカーのために道標がほしいですね。東お多福山までは土樋割峠への下りや二度の登り返しがありますが1時間ほど。山頂は広く、雨ヶ峠などへの分岐点です。バス停への下りは建物や車道が見えてから左へしばらくトラバースが続き、ようやく舗装林道に出てバス停に到着。バスまで30分以上時間がありましたが、周囲には何もないのでボーっと待つのみ。バス道はけっこうな傾斜とカーブの連続、バスは慣れた運転手なのか、かなりのスピードで芦屋に戻りました。
あとは甲子園付近で西宮の息子家族と夕食をとって帰名しました。 by なべさん
【行動記録】 8:15 JR芦屋発、8:50 高座の滝、10:40~50 風吹岩、10:50~11:00 雨ヶ峠先住吉道分岐、12:00~10 迂回路分岐、12:25~13:00 六甲山最高峰、14:15~30 東お多福山、15:05 東おたふく山登山口バス停、15:40 同発、16:00 阪神芦屋着