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名古屋山歩会 山の情報交換

昨年に続き別件ですが、メキシコ皆既日食

 昨年のオーストラリアに続いて別件ですが、4月8日のメキシコでの皆既日食を見に出かけました。

 皆既日食は地球上のどこかでは年に1~2回起こりますが、特定の日時に狭い所でしか見ることができません。しかも晴れないと見えません。日本では2035年9月2日に能登半島から北関東で見ることができます。今回はメキシコから北米東部ですが、晴天率が高いメキシコに出かけました。個人手配は難しいので旅行社のツアーに参加。しかし、日食特別料金の上に円安で通常の観光の倍以上の費用になってしまいます。その中でも安いツアーを探して参加、その秘密は遠回り(なんとトロント経由)の空路とメキシコ国内は飛行機を利用せず長距離バス移動(1800km)。おかげで他のツアーの7割程度の費用で済みました。

 4月5日成田発、カナダのトロントでトランジットで1泊。6日トロントからメキシコのプエルタ・バヤルタに飛び、そこからバスで540km走って観測地のエルサルトに翌7日、日付が変わってから到着。宿泊地は標高2500mの高原にあるロッジ。観測には好適ですが、毎日レストランなどに出かけるためにその都度55mの標高差をアップダウンしなければならず、けっこうな高地トレーニングとなりました。

 8日は薄雲は出ましたが好天に恵まれ、11時前にに部分食が始まり、12時10分に皆既日食となる第2接触、一瞬のダイヤモンドリングから真っ黒な太陽本体の周囲に紅いプロミネンスが見え、太陽の周りに幻想的なコロナが広がります。4分23秒の皆既の最後の第3接触の瞬間、二度目のダイヤモンドリング、薄暗さに慣れた目には二度目の方がすごく輝きました。13時半すぎに部分日食も完全に終了しました。

 日食の経過やコロナ、ダイヤモンドリングの写真も撮りましたが、やはり肉眼でしっかり眺めるのが最大の目的、世界最高の絶景の一つといっても過言ではありません。これまで6回のチャレンジで5回も眺めることができましたが、何度見ても見飽きることはありません。

 

 その後はバスの長い移動をしながら、観光でグアナファトのミイラ博物館とピピラの丘からの銀山都市の眺望(16世紀の世界経済を変えたのが中南米と日本産出の銀、日本の大森銀山も世界遺産になっています)、ペニャ・デ・ベルナルの溶岩ドーム、メキシコシティ近くのテオティワカンのピラミッド、市内の国立人類博物館(アステカ文明やマヤ文明が中心)等を見学しました。さすがに暖かな地域で昼間は暑いほど、ジャカランダなどの色鮮やかな花がたくさん咲いていました。4月13日メキシコシティからトロントに飛んで成田便に乗り継ぎ、14日夕方成田着、車で15日未明に愛知に帰着しました。

写真や映像はまだ調整中、これから機会があればゆっくりご覧下さい。 by なべさん

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