今日は、ご利用者のNさんから、ちょっぴりうれしくなるお話を伺いました。
Nさんは、90代半ば。。。シルバーカーを使い、ゆっくりゆっくりご自分で歩くことができます。
売薬さんだったご主人を亡くし、現在は息子さん夫婦と3人ぐらし。Nさんご本人が90代半ばなので、当然息子さんご夫婦もお若くはありません。
なので、時々 三寿苑の泊り(ショートステイ)を使っておられるそうです。
そのNさんが初めて三寿苑を利用した時の事。ご自宅と環境が違うので、なかなか寝付けなかったそうです。あんまりにも目が冴えるので、
夜勤の職員に
Nさん「なんか眠り薬でもないけ?」
声をかけたところ、あいにく薬などあるわけもなし。。。
職員「いや~。。。困ったねぇ。眠れんけ?お医者さんも薬剤師さんもおられんし。。。どうしようか?」
二人でああでもない、こうでもないと悩んだ挙句、
職「な~んか、温かいもんでも飲んだら落ち着いて眠れるかね?」
Nさん「な~ん。飲まれんわ~。。。」
職「ん~。。。じゃあ、本でも読んでみられる?」
なんやかんやでしばらく頭をひねってみたそうですが、結局眠れなかった。。。
私は、「それはそれは申し訳ないことしましたねぇ」とお伝えしたところ、
Nさん「いやいや。。。あの職員さん、色々と付き合ってくれましてねぇ。おかげでその後、朝食までの時間をぐ~っすりと眠らせてもらいました。ここの朝食はありがたいことに少し遅く出してくれるでしょ?随分助かりました。」
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私、涙が出そうなくらいうれしかったし、ありがたいと思いました。
その時、Nさんの立場になり、ああでもないこうでもないと頭を捻り対応をした、職員さんのキモチ。不器用ながらもそれをカタチ(行動)にしたこと。
そして、もしかしたら不十分であったかもしれない、三寿苑職員の対応(カタチ)に、付き合って、ご自分の気持ちに折り合いをつけ、その後安心して眠ってくださったNさんの率直な言葉・・・。
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ほんとに感謝 感謝のひと時でした。。。。いやぁ~うれしかったわぁ~
hiromi