『もしもこの人を、好きになってしまったら・・・』
はじめてのくちづけをへてあふぐときどこかでいつかみた空がある
「急に、悲しい気持ちになった」
祈りよ届け、言葉よ届け、想いよ届け
きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり
ふくよかな封書一通あめの日を卵のやうにかばはれて来し
焦がすなら、肌じゃなくて、胸がいい
青林檎与へしことを唯一の積極として別れ来にけり
今度こそ。本当にさよなら
そんなにムリしなくていいよ
一つの色が、もう一つの色を出会うことによって、輪軸がよりくっきりすることがある
一点に動かざるごと回りゐる独楽(こま)の内なる激しさを見つ
言ひ過ぎし会議の後を降りきたる地下の茶房に一人となりぬ
竹林に目まいのような蝉の声聞きおり我は一本の竹
真夜中に調合されているのかもしれず香りは朝に深くて
自転車を漕いで初めて会いにゆきし日のスピードを思いつつ漕ぐ
「お互いさまの精神」
佐久市野沢93☎0267-62-0220 2021 妻を病気で亡くす。6月17日信越放送 13:30~15;30 ずぐだせTVで放映
フォロー中フォローするフォローする