ペットちゃんの納骨は、通常、人と同じく
四十九日法要と一緒に行っています。
四十九日は、亡くなった方が仏の世界へ行く、
ひとつの区切りとされているためです。
以前、四十九日法要を迎えられたお客様。
沙羅の苑に来られたときから涙ながらに
「今日はまだ無理」とおっしゃいます。
「まだお骨は、自分のそばから手放せない…」。
それならと、百日法要での納骨をおすすめいたしました。
納骨は、「さみしい」「悲しい」という気持ちから
一歩踏み出すきっかけのひとつです。
まだその一歩を踏み出せない方は、
その人のタイミングでよいのだと思います。
そのお客様も、百日法要では落ち着かれ、
無事納骨を済ませられました。
「納骨して、安心できました」。
そのお言葉を聞き、私たちもほっといたしました。
今でもそのお客様は、月命日の献花のご報告のたびに
「ありがとう」とお電話をくださいます。
なかなか供養棚までは行けないからと、
届いたお写真に向かって手を合わせているとのお話に、
私たちも胸が暖かくなる思いです。
ペットちゃんとのお別れは、とてもさみしいことです。
私たちは、飼い主様がその悲しみの中で
心をゆっくりと落ち着かせ、区切りをつけ、
一歩踏み出せるお手伝いができればと考えています。
写真は沙羅の苑の紫陽花。
美しい色合いがステキです。