ペットのお寺「サラの苑」スタッフブログ

サラの苑 スタッフが、仕事の様子やプライベートをブログでお届けします。

仏さまの種まき

2018-09-03 17:01:55 | 仏さまの種まき

こんにちは、沙羅の苑です。

まだまだ日中は暑い日が続きますが、

朝晩は涼しい風が吹き、中には肌寒く感じる時もあります。

よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言ったもので、

この暑さにも、もうしばらくの辛抱であればと思います。

 

さて本日は、本藏院住職によります

『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

二度とないこの人生を

いかに生き いかに死するか

              坂村 真民

 

日の昇るにも手を合わせず、

月の沈むにも心ひかれず、

あくせくとして一生を

終えし人のいかに多きことぞ

道のべに花咲けど見ず

梢に鳥鳴けど聞かず、

せかせかとして過ぎ行く人の

いかに多きことぞ

二度とないこの人生を

いかに生き いかに死するか

耳をかたむけることもなく

うかうかとして

老いたる人のいかに多きことぞ

川の流れにも風の音にも告げ給う

声のあることを知ろうともせず

金に名誉に地位に狂奔し終わる人の

いかに多きことぞ


仏さまの種まき

2018-07-08 13:24:08 | 仏さまの種まき

こんにちは、沙羅の苑です。

まずは、現在も続いております日本全土を襲った大雨にて、

お亡くなりになられた方、被害に遭われた方へ

謹んでお悔やみ申し上げます。

まだ大雨の予報が出ております。

くれぐれも皆様ご注意くださいませ。

 

本日は本藏院住職によります

『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

挫折は成功の途中でしかない

      サッカー日本代表 本田 圭佑


 先日まで行われていた

「FIFA サッカーワールドカップ ロシア大会」

連日熱戦が繰り広げられ、日本中、世界中が

感動で包み込まれました。

日本代表の戦士たちには心より

敬意を表したいと思います。

 今回は、その存在感をピッチの内外問わず発揮し、

日本代表の顔とも言うべき本田圭佑選手の

言葉をご紹介いたします。

 彼は、栄光の上に立っているように

映るかもしれませんが、実は大変な苦労人で、

失敗と挫折の繰り返しだったそうです。

人生は山あり谷あり。

だけれども彼にとって谷は

どれだけ深くともいいんだと。

その谷は深ければ深いほど、

その深さは自分の大きな力になるんだと仰っています。

 人生必ず良い時ばかりではなく、失敗や挫折があります。

しかし大切なのは、そこからどう立ち上がれるかです。

その時に、絶対に諦めない気持ちを持って、

成功するまで続ければその失敗や挫折は、

一つの過程であり、良き経験に過ぎないことになります。

また、そういう不運に見舞われると、

自信を失って自分を疑ってしまう

こともあるかもしれませんが、

最後に一番大事なのは

「自分を信じ抜く」

ことだと、彼は語っています。


仏さまの種まき

2018-06-03 09:51:04 | 仏さまの種まき

こんにちは、沙羅の苑です。

6月に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

九州地方も先日梅雨入りが発表されましたが、

『晴耕雨読』といった言葉もあるように

この季節は読書に耽るのも良いかもしれませんね。

 

さて本日は、本藏院住職によります『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

自分の山を登ろう

               登山家 栗城史多

 

先日、エベレスト登山中にお亡くなりになった

登山家・栗城史多さん 享年三十五歳。

彼は登山中、凍傷によって指九本を失っても、

再度エベレスト登頂を目指したという信念の人。

独自の登山スタイルで多くの方を魅了していた

彼の言葉から何を考えるか。

我々は時に、過去の慣習にとらわれ過ぎたり、

大衆の常識に惑わされたり、他人がしているから

自分もそうしなければならないという

錯覚に陥る事があります。

しかし本当は、自分がやるべき事、為すべき事は

自身の中にあるはずであるのに、

他へ眼ばかり気にして自分の足元が

見えていないのではないか。

登るべき山が見えていないのではないか。

自分の山が存在している、

その事は実は素晴らしい事なのです。

坂本龍馬も「世の中の人は何をぞ言わば言え

我が為すること我のみぞ知る」と言っています。

人間突きつめて言えば、自分の信じた道を

歩むほかありません。

過去を後悔せず、未来を案ずることなく、

今、その瞬間を真剣に生きる。

そうすれば、我が身に我が山が見えてくるだと思います。

平成三十年六月発行


仏さまの種まき

2018-05-08 17:16:34 | 仏さまの種まき

 

こんにちは、沙羅の苑です。

5月の連休も終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか?

連休明けの疲れだったり、いわゆる5月だったりと

体調を崩しやすい季節ですので、

どうぞご注意ください。

さて、本日は本蔵院住職によります

『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

私が変われば 世界が変わる


 何事を学ぶにも基礎学と言うのは非常に大事であります。

仏教を学ぶという事も同じで、仏教を学ぶ上においても

基礎学と言うものが非常に重要であります。

その基礎学の一つに唯識教学と言うものがあります。

 仏教学と言うものは非常にデリケートな学問で、

基礎学がないまま普通に読んでしまうと、

誤解して受け取ってしまう恐れがあります。

ですから、この唯識教学という基礎学を学び、

経典の読み方と言うものを会得することは

非常に大切なことなのです。

 この言葉も一見、「そんなはずはない」と

思ってしまうかもしれませんが、

唯識教学では「私が死ねば世界も終わる」と

考えるのです。

つまり、自分が認識をした世界がすべてであり、

世界は私である、と。

独裁と言う意味ではなく、私が世界であり、

世界が私であるという捉え方。

私の世界、あなたの世界、彼の世界と言うのが、

それぞれに存在しているという事なのです。

あなたの世界と私の世界が同じであるという事はないのです。

ですから、真実は一つともいえますが、

実はそれぞれの世界に真実は存在するとも言えるのです。

噛みしめて考えてみると、おもしろい教学であります。


仏さまの種まき

2018-04-15 17:47:17 | 仏さまの種まき

こんにちは、沙羅の苑です。

4月に入り、新しい生活のスタートを切られた方も

多いのではないでしょうか?

 

さて本日は、本蔵院住職によります

『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

夢は逃げない

逃げるのは いつも自分だ  高橋歩

 

 今月より入学・就職・引越などそれぞれに

新しいスタートを切る方も多いかと思います。

そんな皆様にこの言葉を送ります。

 高橋歩さん。自由人と称する肩書にとらわれない

生き方に共感を覚える方も多い。

 それなりに生きてくると、ある意味では物事が

良く見えるというか、全体像が掴めるというか、

そんな分かったような心になってしまう時があります。

これをするとこうなるから、とか、

これをやっても意味がない、とか。

いろんなやれない理由を付けてしまう。

でも、子ども達は時間を気にせず、時間いっぱいやる。

やらない理由を探すなんて言う事はしない。

 我々大人はいつから賢いつもりに

なってしまったのでしょうか。

 いくつになっても、「今が一番若い」という

気持ちを持って、何でも始めれる、どんな時も前を向いて、

人生一度きり、そんな活力あふれるスタートにしてください。


ペットちゃんの遺骨を、ペンダントにしてみませんか

2018-02-08 17:17:16 | 仏さまの種まき

最愛の家族、ペットの思い出をいつでもそばに感じられる、

ご遺骨を使った世界に一つだけの「メモリアルアクセサリー」を作ってみませんか。

 

ご遺骨を粉にして、色のついた樹脂で固めたアクセサリーの

ご注文を承っております。

モチーフは犬、足形、ネコ、クローバー、しずく、ハートの6種類から

色は赤、青、黄色、緑、無色(透明)の5種類から選べます。

出来上がったアクセサリーは、チャームとしてネックレスやストラップとして

ご利用いただけます。

写真は、ハートのモチーフ、赤色をお選びいただいたパターン。

ハートの右下のピンク色のところに、細かく粉砕したご遺骨が入っています。

 

ご遺骨は、1cm四方程度のごくごく少ないサイズで作れます。

また、ご自宅などで保管されているお骨でもだいじょうぶです。

 

興味のあられる方は沙羅の苑スタッフにお声掛けくださいね。

 

 


仏さまの種まき

2018-01-07 15:20:27 | 仏さまの種まき

こんにちは、沙羅の苑です。

冷え込みの厳しい日が続いておりますが、

いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、本日は本藏院住職によります『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

後の世と 聞けば遠きに似たれども

知らずや今日も その日なるらん

 

後生(ごしょう)といえば、

死んでからさきの事と思ておりますが、

私は、もっと広い意味に解しては何うかと思います。

十年後も後生であります。一年後も後生であります。

一と月後も後生であります。

一時間のちも、一分のちも後生であります。

私達は今の行動が、将来にどういう影響があるかを考えて、

その行ひを反省し、つつしまねばならぬと思います。

それは現在が原因となって、将来の結果を招くからであります。

よろしく私共は、現在の暮らしをわざと乏しくしてでも、

将来の大計画を確立せねばなりません。

将来の計画がなりたたぬ生活ならば、

それは本当の生活とはいはれないで有りましょう。

私達は心をおちつけて、明日は何うなるかを考へ、

そこに歓びと安心とを見出しうる生活こそ

望ましい生活ではありませんか。

歓びと安心をうみ出す生活が、後生の一大事で、

何をもって、この後生の一大事を体得すべきか、

宿題中の宿題ではなかろうかと思います。

 

以上は「第十七世晋亮法印」が毎月書き続けた伝道紙

『力の泉』より掲載いたしました。


縁を感じました

2017-12-26 10:58:11 | 仏さまの種まき

「沙羅の苑」には、さまざまな方がお参りに来られます。

スタッフNは、先日驚きの再会を果たしました!

 

約20年前に、スタッフNがプライベートで訪れた阿蘇のペンション。

ご家族で経営されており、スタッフN家族とも意気投合。

それから毎年のように訪れる場所となり、

家族ぐるみのおつきあいをしていました。

 

ただ、2016年の熊本地震で被災され、ペンションを休業されたと聞き、

どうされたかと心配していました。

 

今年、ペットの供養で沙羅の苑に来られた男性が少々珍しい名字。

ペンションをされていたご家族と同じだったため伺ってみると、なんと息子さんでした!

家族ぐるみのおつきあいをしていた頃は、東京に住まわれていて

なかなか会えなかったので、まさかの再会に驚き、嬉しい思いがしました。

 

一緒に来られていた息子さんの奥様からは

「ワンちゃんがつなげてくれた縁」とお話いただき、

ほっこりと心が温かくなりました。

 

不思議な縁を感じたお話でした。


毎日のお仕事(その2)

2017-12-06 02:57:53 | 仏さまの種まき

毎日のお仕事として、前回の記事でご紹介した

「月命日に、ご家族様にはがきを送る」ことがあるのですが、

その際には、できるだけかわいい切手を選ぶようにしています★

 

今の切手は表情がかわいらしい「身近な動物シリーズ」。

どの子もかわいい! 

最近の切手はかわいい種類が増えているので、郵便局で選ぶのも楽しみ♪

おすすめの切手があればお知らせくださいね〜。

 


仏さまの種まき

2017-11-11 14:39:12 | 仏さまの種まき

こんにちは、サラの苑です。

秋らしい天候の日が続いておりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

二十四節気のうえでは立冬を過ぎ、いよいよ冬がやってきます。

ちなみによく天気予報で耳にする二十四節気とは、

中国の戦国時代に季節を分ける方法との事で、

立冬から立春の前日までを冬とするそうです。

これから冷え込みも厳しくなります。

暖かくしてお過ごしください。

 

さて本日は、本藏院住職によります『仏さまの種まき』をお届けいたします。

 

働くとは、はた(他)をらく(楽)にすることである

 

誰が言ったか、先人たちは素晴らしい言葉を

残してくれています。他を楽にするというは、

仏の慈悲の極みであります。

広辞苑で「働く」と引きますと、「精を出し仕事をする」と出てきます。

仕事と言う事も「仕える事」と読む事が出来ます。

何に仕えるか、それも人それぞれあると思いますが、

一つには世間という事はいえるのではないでしょうか。

昔は、世間という言葉に「さま」を付けて、

「世間様」と呼んでいました。

太陽の事も「お天道様」や「はたらき様」とも呼んでいました。

他と言う事の捉え方が、何とも謙虚であり

崇高なものとして扱われていたように思います。

そしてその中から生まれてくる

「他の喜びが我が喜びである」と言う仏教の慈悲の心。

人間は、働くという行為を通して、慈悲を学び、

自身において最高の喜びを得ることができるのであります。

「働く」と言う事も仕事や労働と言うことのみならず、

他を利するという点からも考えてみると良いかもしれません。