アトランタ生活の楽しみ方に、ぜひ四季折々に咲く花の鑑賞があります。まだ、こんもりとした紫陽花も綺麗ですが、初夏になり、街のあちらこちらでサルスベリを見かけるようになってきました。紅の強い色から白、紫まで、色もさまざまです。サルスベリは漢字で「百日紅」と書くそうです。文字どおり百日間、いえ、もしかしたら花の時期はもっと長いかも知れません。耐暑性が強いので当地の気候に適しているようです。英語では、Crape myrtle っていうそうなんですが、なんだか「サルスベリ」というニュアンスと全然違うような・・・(笑)。「日本語では、幹がツルツルしているから木登り上手な猿も滑るのよ~」とアメリカ人に話しをしたら、会話がはずむかも知れませんね。
アトランタで観るサルスベリは、地面から1m以上のところまで、枝を切り落とし、そこからふわっと花を垂らすように手入れされています。風に揺られる姿がなんだかダチョウの羽根のような感じかな?! 実は、1~3月の落葉期に、翌年の花付きをよくするために剪定が行われています。その年に伸びた枝を、付け根から数センチほど残して見事にばっさり短く切り戻しちゃうんです。寒い冬に木のてっぺんが寒そうなんですが、そんな木を見かけたらサルスベリだと思ってくださって間違いなしです。