2019年12月のローマ(9)
ローマの(わりと)新しい建築ー2ー
ヴィラ・トルローニア Villa Torlonia
ガレリア・シアッラ Galleria Sciarra
ガレリア・アルベルト・ソルディ Galleria Alberto Sordi
ラ・リナシェンテ La Rinascente
目次(1)クリスマスムードの成田空港
(2)サン・ピエトロ広場とその周辺
(3)テヴェレ川周辺
(4)教会
(5)市場やお店、クリスマス・イルミネーション
(6)遺跡
(7)ポポロ広場とボルゲーゼ公園周辺
(8)ローマの(わりと)新しい建築-1-
(9)ローマの(わりと)新しい建築ー2ー
(10)ドーリア・パンフィーリ美術館
コッペデ地区から南へ歩き、ノメンターナ街道に出たところにあるのが、ヴィラ・トルローニア Villa Torlonia
現在は公園と美術館になっている19世紀のお屋敷
見学の前にまず、お昼
園内のカフェ Limonaia(リモナイア、元レモン温室)で「ポーク・バーガー」と水 13.5€
ハンバーガーみたいなもの?と思って注文、まあそんな感じではあったけれど、お肉がミンチではなく荒く切った薄切り肉を揚げ固めたような・・・すごい、歯ごたえ&食べごたえあり
パンの大きさはそれほどでもないけれど、お肉たっぷり、ポテトも深皿にどっさり
熱々でおいしかったけど、半分も食べられたかな?
元温室だけあって、天井が高くてだだっ広い開放的な建物で、犬連れの人もOKだし、鳩も飛んでくるし、床では雀がパンくずを拾っているし・・・のどか
公園には自然な感じ、に作られた池や竹林も
一時、ムッソリーニの住まいだった カシーノ・ノビレ Casino Nobile
戦時中の写真の展示もあり、地下には防空壕も残っているとか
公園は無料だけど、園内の邸宅美術館2館共通で 9.5€
カシーノ・ノビレの入り口で購入
カシーノ・ノビレの大広間
2階のサロン
小ぶりな寝室
天蓋は天井に描かれたもの
窓から
3階は「ローマ派」の絵画の展示
落ち着いた風景画や静物画が主で、結構よかった
Antonio Donghi 「コーヒーカップのある静物」1928
Riccardo Francalancia 「ティーポットと柿」1925
公園内のもう一つの美術館、フクロウの家 Casina delle Civette
ステンドグラス美術館になっている
入り口のドアの上にはフクロウが2羽
まず外観を見たいので、右へぐるっと回って行くと・・・
タイル張りのカスケード
ここにもフクロウのいる玄関
猫もいる
あ~、こらこら・・・ そのドアの縦の傷はキミの仕業かい
階段に続く裏口
渡り廊下でつながった別棟
バラの絵の天井
「クローバーの部屋」
ぶどう棚
秋のぶどう
ここにもフクロウ
2階から階段と玄関ホールを見下ろす
右下は入り口のドア
来客用のバスルームなのだそう
弧を描いた木枠の両端にカタツムリ
天井の明かりの周りにヌードの美女・・・
見上げる位置によっては足だけ見えたりするのね
木製の椅子の背に山ぶどう(?)とカタツムリ・・・苦手な人は座れないかも
外から見えた階段
「シクラメンの部屋」
別棟への渡り廊下
賑やかなコルソ通りをちょっと横に入って、これと言って目立たない建物の入り口を入ると・・・
19世紀末に建てられたガレリア・シアッラ Galleria Sciarra
フレスコ画で埋め尽くされた吹き抜けには、当時の上流階級の女性の生活や理想像が描かれているそう
花嫁衣装の採寸と着付けかな
床の四隅のお花
私が写真を撮っている間に、旗を立てた10人ぐらいのグループがぞろぞろ入って来て、リーダーらしい人が手を上げて「ガレリア・シアッラ!」というと、「おお!」とうれしそうにみんなで写真撮りまくって、またそろって出て行った
ここも知る人ぞ知るスポットではあるらしい
コルソ通り、ガレリア・アルベルト・ソルディ Galleria Alberto Sordi
コルソ通りからトリトーネ通りにちょっと入ったところのデパート、ラ・リナシェンテ La Rinascente
地下にローマ時代の水道橋遺跡が保存されていて、一定時間おきに壁面に歴史解説の映像が投影される
7階のレストランの横から階段を上ると、屋上テラスのカフェ
アメリカンコーヒー 4.5€ とサーモンのベーグルサンド 7€
写真撮影用の「額縁」