今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

比較的、笑いを取るのには、貪欲だと思っていたが

2012年05月18日 22時59分10秒 | Musical Elisabeth
ソウルでミュージカルをみると、たいてい、みんな隙あらば、笑いを取ろうとしているように見えます。

ライセンスミュージカルでも、隙あらば、という感じなのですが。

しかし、「エリザベート」は、笑いを取るのに、あまり貪欲じゃないねえ、、、。
オリジナルへのリスペクトなのか、、、。

ヴォルフのシーン、階段じゃなくて、レジでしょう、あそこは、レジのほうが、笑い取れるのになあ、、、。
それにしても、むちのお姉さんは、なぜ「いらっしゃい!!」と、なんだかバナナの叩き売りのような日本語なんだろう、、、。どうせなら、もうちょっと、セクシーに言ってもらいたいなあ、、、、。

ヴォルフの前の密談のシーン。
どうして、馬被らなかったんだろうねえ。チェス盤にしなかったんだろうねえ。
ステップのユーモラスさと、陣取りゲームの面白さが見えるシーンなのにねえ。

星組さんの時、ゾフィー&大司教様をはじめ重臣たちのやり取りが抜群に面白かったのに。
この密談のシーンで笑いを足らずして、どこで、取るんだ、どこで!!

予想していたよりも、この密談シーン、ソウル版は笑い少なめでした。
もっと、ドッカーンと来るかと思ってたのになあ。

結婚式のあとの舞踏会のシーン、
結婚直後の女官を引き連れて、エリザベートの寝室を訪れるゾフィーのシーン
そして、このゾフィーと家臣団の密談シーンと、
ブルースクエアの舞台の奥行きの狭さが、ネックになっているように思います。

舞踏会のお客のダンスも、寝室の女官のフォーメーションが特徴的なダンスも
ウィーン版はものすごいスピードがあって、それが迫力に拍車をかけていました。
それが、舞台の奥行きがないせいで、ソウルでは、トップスピードまで出せない感じがして、
ちょっと残念でした。

ルキーニは、ウィーン版演出が、好き。

2012年05月18日 22時42分14秒 | Musical Elisabeth
ルキーニ、ソウルだと、冒頭、舞台に寝転がって登場。
裁判官に呼ばれて、目覚めて立ち上がる。

そう、ソウル版CDの裁判官の声がこれまで聞いたエリザベートCDの中で、
一番二枚目な気がする。
そして、言葉遣いが、命令形な日本語に比べると、韓国語は丁寧だ。

私のみたウィーン版は、縛り首になった人形のルキーニが
ぶらーんと中央にぶら下がっていて
ルキーニが「俺はとっくに死んでいる」といって、
その人形の首の縄を切って降ろすという演出でした。

「とっくに死んだ」というのが、視覚的に分りやすいです。

バートイシュルへの道中も、ウィーン版のほうが、
ルキーニがルトヴィカにどつかれていて、楽しかった。
ルキーニの御者マントかっこよかったなあ。

ミンチョルさんが着ていた御者マントひらひらがちょっと少ない&丈が短いんだもん。

トートさま→ルキーニのナイフキャッチ。
ウィーン版だと、ナイフ一本で、トートさまが落として、
ルキーニがキャッチor取り落としたら拾うで、けっこうハラハラ待ち遠しいシーンでした。

ソウルの観劇一日目は、良く見えなかったのですが、
二日目は、トート様が投げたように見せ掛け(ているだけで、実際は投げていない)、
ルキーニも受け取ったように見せ掛け、結局、ナイフは、2本ありそうに見えました。
本当は、一本なの?


見比べて思う、小池先生の演出のいいところ

2012年05月18日 22時31分23秒 | Musical Elisabeth
東宝版をみていないので、なんとも言いがたいのですが。

宝塚星組版、ウィーン版、ソウル版と見比べて、
それぞれの良いところが改めて、分りました。

エリザベート暗殺のシーン。
韓国版は、舞台に向かって左側のすみで、背中を持たせかけて倒れるのは、ウィーン版に忠実ですね。

ソウル版、刺されてからの展開が速いです。

それに比べると、ちょっと展開がじっくりな
あやかちゃんのエリザベート暗殺シーン。

ルキーニに二度刺される演出だったと思います。

最初、ルキーニ刺されても、一命を取りとめるのですが、
トートさまに名前を呼ばれて、
「この時が来た」とばかりに
ルキーニに、どうぞと胸を差し出して刺される。

この小池先生の時を巻き戻して2度刺される演出、好きです。
エリザベートの死に対する覚悟が見えるから好きです。