あせらない、あせらない

早い目に起きて、散歩に行くものの・・・
暑い～です。


　　　　

母「サテ、ハイ、どーぞ！」

梅「・・・あたしは、さっきもらったからいいわ・・」

おやつを使った「おいで～」作戦も、おやつに慣れっこになってしまい、効力を失いつつあります。
御覧の通り、サテが食べようとしているのに、梅は、あまり興味ないっていう感じです。



　　　　

梅「おやつなんてなくても、歩くときは、歩きますよ！！」



　　　　

梅「今日も、グランドね。行くわよ！」



　　　　

梅「わぁーーーいーーーー　ゴーロースーリーーーー」



　　　　

サ「梅、だんだんとマイペースがエスカレートしてる気がします。」

母「ホントだね～」



夕方も・・・


　　　　

梅「あたし、イイ子でしょ？　おやつ出してもいいんじゃない？」

サ「わっ、梅ったら～」



　　　　

梅「ほらほら、出るわよ。」

サ「ホントだ～　梅、すごいね！」



　　　　

梅「クンクンクンクン・・・・クンクンクンクン・・・・・・」

道路に非常にあやしい匂いが付いているらしく、クンクンが止まらない梅。
歩みも止まって、その場からまったく動かなくなりました。

おやつを出してもダメ。
しゃがんで呼んでもダメ。

ロープを離すと、道路のあやしい物体を舐めてしまいそうで、ロープを離して先に行くこともできません。

こういうとき、力任せに引っ張っても絶対に動かない頑固な梅ちん。


でも、あまりにも頑固過ぎて、母ちゃんもどうしたらよいかわからず、

ついに、「ダメーーーーーー」と言って首輪に刺激を与えるように、引っ張ってしまいました。



　　　　

サ「ついに、母ちゃんに怒られちゃたね。」

梅「あたし、ちょっと恐かったの。シッポが足の間にはいっちゃったわ。」

母「梅ちん。引っ張って、ごめんね。許して～」


この後、しばらく梅は、じっと考えていましたが、やがて、すごすごと動き出しました。


母「動いたから、ご褒美だよ～」


梅の心の傷に触れてしまったのかと、一瞬、ドッキリしましたが、
ご褒美のおやつを食べると、何もなかったように、進み出したので、やれやれです～


梅の心の頑固な癖。

なかなか解け口がつかめません。



でもね・・・

　　　　

これは、夕方の散歩に行く前の光景です。

シッポを、ブンブン振ってるでしょ。

散歩には、まだ少し抵抗があるようですが、いっしょに出かけることには、ワクワクするみたいです。

こんなに、おおらかにうれしさを表現できるようになって来たんだなぁ。と、感慨もひとしおです。



今日の事は、本当に反省です。


あせらない、あせらない。

しっかりと自分に言い聞かせました。







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