ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

祇園祭の今昔

2014-07-17 | 日々徒然

祇園祭になると、いよいよ、夏真っ盛りという気分。

今年は、49年振り、“さき祭り”と“あと祭り”という形で、

開催されています。

 

さて、その祇園祭、

昔は、山鉾の中に女性は入れなかったとのこと。

いわゆる女人禁制というもので、

日本の宗教儀式には、よく見受けられるものかと思います。

昨年、妻と娘と月鉾に登りましたが、

昔なら、登れなかったんですね。

 

まあ、しかし、ともすれば、女性差別的な解釈ともなりますが、

元々、この国は、農耕民族からの系譜で、

母なる大地と言い顕わされるように、

むしろ、神様は女性と考えられてきましたから、

女性を軽んじていると捉えるのは、ちょっと違うように思います。

 

各地に残る“山”信仰や、あと、相撲の土俵、

祇園祭の鉾も“ヤマ”ボコですし、

「象徴となる女性の中に、男が入ることによって結合となる、

平和や子孫繫栄を祈願するものであると、

誰かが言ってました。 

 

伝統や文化の観点から見ると、

昔と比べて、現在は、宗教的意味合いが薄れたということかもしれませんが、

難しいことは、さておいて、

月鉾に上がった妻と娘は、楽しそうにしておりましたから、

個人的には、それが大事かなと思っています。



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