今の時代、
「正しいか正しくないかより、美しいか美しくないかを判断の基準に・・・」
故河合隼雄さんの言葉です・・・。
とは言うものの「美しさ」っていうのは、
とても抽象的な感じがするものです。
「綺麗」というのは、
造形的なもので結構解り易かったりしますが、
そもそも、美しさって、何なんだろうか・・・
時折、思ってたところ、
今回、図書館で借りた日本画家の千住博さんの著書に、
美という字は、
「“羊”が“大”きくなる様子」
「羊と言えば、食べられるし、お乳も飲めるし、その上、ふわふわして可愛い、
その羊が、育ち大きくなっていく」
その様子が語源となっているとあって・・・、
感銘を受けました。
また、氏は、“お化粧”の起源ことについても、述べられてて、
太古の昔、
綺麗な粉や石を削ったものを身体につけることで、
自然の力を得ようとしたことに始まるとも述べられています。
いずれにしても、「美しくある」・・・ とは、
生命とか自然、いずれにしても、表面的なことではなく、
内面とか、生き方に大きく関わるものみたいです・・・
・・・・・・。