ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

Keeley DS-1 ULTRA Mod

2015-06-03 | ギター・エフェクターほか

前略、唐突ですが・・・。

 

ギターとアンプの間につないで、

音を変える小さな箱状の機械を「エフェクター」といいます。

 

(私より上の世代の人は、「アタッチメント」と言ったりします。)

 

中でも、音を歪ませる「オーバードライブ」

(真空管アンプをフルボリュームにしたような感じの歪みを目指す?もの)とか、

「ディストーション」(とりあえず歪ます?もの)とか、

「ファズ」(ブリブリバリバリ歪ましたい?もの)っていう、

いわゆる「歪み系」エフェクターは、

エレキギター好きが、特に拘るところです。

 

(最初、60sにファズっていうのが出来て、70sには、ディストーションが、

 その後、80sにオーバードライブたるものが誕生しました。) 

(それで、私より上の世代の人は、総称して「ファズ」って言ったりします。)

(どれにしても、興味のない人にしたら、ほとんど一緒に聞こえるんですけど・・・。)

 

さて、この「歪み系」エフェクター、

世の中、どれだけの人がエレキギターを弾くのか知りませんが、

国内外、大きな会社から小さな工房、はては個人製作家まで、

多種多様、いったいどれだけの機種が存在しているのか、

楽器屋さんですら正確な数はわからないくらい、たくさんのものが出回ってます。

 

お値段もピンキリ、中には、ギターが買えそうなのまで。

 

それに、改造専門メーカーがあったり、

既に製造中止となったのにプレミアムがついてたりするものですから、

それらを含めたら、どれがいいのか悪いのか、もう訳がわかりません。

 

「ギタリストは、歪み系エフェクターを買い続ける」と、誰がが言ってましたが、

的を得た名言で、かくゆう私も、

いったいどんなのを使ったのか忘れるくらい、買換えを繰り返し今日に至ります。

 

ということで、前置きが大変長くなりましたが、

そんな私が現在、メインで使っている歪み系エフェクターは、

「ボス」という業界最大手の日本のメーカーが製造した「DS-1」

という昔ながらのモデルを、アメリカの「キーリー」というところが、

改造した「Keeley DS-1 ULTRA Mod」という、

「ディストーション」です。

 

どういうところが気に入っているかと言うと、

先ず、「ディストーション」なのですが、オリジナルとは全く別物で、

不自然な歪み方は全くしませんし、強く弾けば大きく、弱く弾けば小さく、

ピッキングニュアンスもとてもいい感じに出ます。

 

それに、手元のボリューム反応も悪くなくし、

何より、音に芯があって、スタジオでもライブでも音抜けがとてもいいところです。

 

それから、ここが一番大事なんですが、

スタジオ備え付け、多少腐ったお決まりのローランドJC120というアンプでも、

不具合を蹴散らして、ちゃんと鳴らしてくれるというところがたまりません。

 

他にも、色々、いいのはあると思いますが、追い求めてもキリがないし、

歪み系は、ひとまずこれに落ち着いて、

あとは、ちゃんと弾けるように心がければならないなと思ったりしてる、今日この頃です。

 

ではまた。



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