そもそも、ロックとは何ぞやって語ること自体、
既にロックではなく、野暮の骨頂なんですけれど・・・。
さて、いずれにしても、ロックってのは、方法論としても、解釈としても、
自由っていうところが、ミソなのかと思います。
ですから、自分が演りたいことをしてたら、
人が何をしてようが、いちいち、批判せず、それはそれ、
ほっとけばいいんです。
とは言え、お客さんあってのものですから、
自由とは言え、何をやってもいい自由ではなく、
そこに共感なり、感銘なくしては、ただの雑音に過ぎぬようには思います。
あと、ステージでは違う自分になるってなこと、
ついつい思いがちですが、
ステージってところ、或いは、音楽を奏でるってのは、
その人の全部を醸し出すものですから、
その時だけ、取り繕ってごまかせるもんではないという点、
特に私など、自覚と反省が必要かと思ってます。
音楽的な技術はもとより、
思想信条、常々の行い、人間関係、はたまた、食事や嗜好に至るまで、
全てにおいて、関係するのは怖いところです。
興味の無い人からしたら、
たかが趣味のバンドで、いい歳して何言ってるの、ってところですが、
これだけは、ちょっと他では味わえない、
上手い下手関わらず、演ってる人にしかわからない醍醐味。
とは言え、ロックバンドっていうのは、諸刃の剣みたいなもので、
こんなに楽しいことはない反面、
一歩間違ったら身の破滅みたいなところも、あるのかなと思います。
仕事もそっちのけ、そればっかりになってしまったり、
身体壊すまでノメリ込んでしまったり・・・。
・・・溺れるんじゃなくて、泳げたら、なによりです。
(バンドに限らず、何事も。特に恋愛 笑)
その為には、やっぱり、足元しっかり見据えるのが、
先ずは大事かと、この歳になっては、思います。
以上、考察とは言うものの、
結局、なんだかよくわからないのが、ロックのいいところ。
よくわからないと言えば、人間そのもの、人生そのもの、
ロックてのは、それを包括、象徴しているのかも知れません。
山口富士夫さんの言葉
ここに、全てが集約されてると思います。
今日のところは、このへんで。