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家なき子・・土曜9時の金字塔!恐るべし野島企画ドラマ!

2006年02月23日 14時06分05秒 | ドラマ・映画 全般の話

野島伸司が、企画として、初めて日テレでドラマを作りましょうと、山崎淳也を脚本に、とにかくやりたい放題で作ったドラマです(^_^;)。真相はどうか知りませんが、私にはそういう印象。
野島伸司はその後しばらく、日テレではバラエティに近いドラマばかり作るようになった感がありますが、まあ、このドラマ、とにかく当時は刺激が強くて斬新でした。
(当時はまだかろうじて “子供=天使” だったので、小学生がまさか大人を騙したり、その化けの皮を剥がして糾弾したり、なんて想像も出来なかった・・・)

ストーリーをざっと説明しますと、
「同情するなら金をくれ」と悲惨な生活のすず(安達祐実)が病気で入院している母親のために必死でお金を稼ぎ、家を転々としていく話。

すずの義理の父親である内藤剛志は、働かず、病気の母親にお金を稼がせては、すずをいじめ、挙句の果てにはすずの担任の保阪尚揮をゆするという最悪の父親。
一方母親の田中好子もいい母親にみえて、実際とんでもなく、すずのため、といいながら、結構勝手なことをやって、何度もすずを困らせ、内藤剛志には悲惨な運命の結末を迎えさせるわ、本当に困った人でした(苦笑)。

担任の保阪尚揮は唯一(?)いい人で、ドラマ的には偽善者代表。貧乏ながら教師になって自分の生い立ちと重ねあわせて、安達祐実の唯一の味方として色々あれこれ手をつくしてくれます。
が!せっかく心を綺麗なまま保っていたのに、社長令嬢の娘である水野真紀と結婚するやいなや、金の亡者に変身!!

「高校教師」で日本中を敵にまわした京本政樹は、結構悪い役のようでいて、でもいい人という役回り。天才医師として後半出て来ました。(もしや一番美味しい役?)

安達祐実は、親戚の家、小柳ルミ子とその娘にいじめられたり、次に世話になった先は、スリ集団の菅井きんの家。その後、歪んだ愛情をもった細川俊之の家で、深浦加奈子にも悲惨な目に遭わされる・・・。でも、その先々で、色んな大切なことを学んでいきます。(一応ビルディングロマン?)

まあ、ジェットコースタードラマのように次々と色んなことが起こるのですが、最終的に、すずが気持ちの面で敵を倒していくのは爽快でした。

このドラマは、パート2へと発展していき、どんどんバラエティ化していくのですが、(光一くん、ごめんね)それはまた別の話。
スピードワゴンの井戸田さんと電撃結婚した安達祐実も、成長してない成長してない、といわれつつ、改めてこのドラマを見直せば、立派な女性に成長したなぁと私は思います。
それくらい、「家なき子」のすずは、幼いです。当たり前ですが(^_^;)。

中島みゆきの主題歌も切ないし、ピュンピュン(犬)もなんだか切ないし、安達祐実がうますぎるがゆえに、大化けしたドラマでしたm(__)m。


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