現代版「愛という名のもとに」のこの「天体観測」。
(ってなんだか「愛という名のもとに」がものすごく古いみたいな書き方ですが・・・^_^;)
秦建日子脚本、坂口憲二、伊藤英明、オダギリジョー、小雪主演のドラマです。
大学時代のサークル仲間が社会に出て少しずつ変わっていき、変わらない何かを友情を通して臭いセリフを交えながら展開していきます。(でも、その青臭さがとてもいい)
「愛という名のもとに」とキャラクター設定があまりにも一緒だったので、放送当初は、山崎樹範が死んでしまわないかとちょっとビクビクしたりもしました。
エリート街道まっしぐらの伊藤英明の仕事の転換、夢を追うという理想論の坂口憲二、小学校教師になりたいのに、教員試験に受からず塾の講師をしている小雪の三角関係も見ものです。
「愛という名のもとに」では、江口洋介がダイヤルQ2の商売をしていましたが(懐かしい!)オダギリジョーは、出会い系サイトを運営する怪しい仕事をしています。(やっぱり現代版?)
このドラマのいいところは、サントラ、および挿入歌。いいところで、バンプオブチキンの歌がかかり、(「天体観測」)気持ちも盛り上がります。
「見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ~♪」というセリフがいいタイミングで流れるのです。
ちなみに中島美嘉の「WILL」もいい!(携帯に着メロで登録してあります)
長谷川京子もパニック障害の役で出てくるんですが、ぱっとしないだけでなく、物語とあまり上手に絡んでいないのでもったいない感がありました。
小西真奈美とオダギリジョーが大学を卒業しても付き合っているという設定はなんとなく、ほほえましく嬉しくもありました。オダギリジョーが個人的には一番良かったんですが、伊藤英明に注目しだしたのもこのドラマからです。
仲間仲間で、描きながら、社会への苦悩と戦いながら生きる姿は、どの時代で見てもなんだか勇気が出ますね。それが年齢を離れて見ると、余計甘酸っぱさが沁みて、心に残るドラマになるのかも・・・。