私のブログ・チングで、いつもお世話になっているcloverさんより
「ホジュンの1~5話を録画し忘れた~!」というコメントをいただき、
ぬぁに~?!それは大変でござる!(勝手に興奮…^_^;)と思い、自分なりに、感想とあらすじをちょこっと書いてみることにしました!
「ホジュン」とは、朝鮮時代最高の医師で 「東医宝鑑」の著者である実存した人物ホ・ジュン(許浚)の波乱万丈の人生を描いた、傑作ドラマ。
彼の名が日本に大きく伝わっていないのが、なんとも不思議で、寂しい限りです。
しかもこのドラマが最近、民放BSで放映されはじめまして…。
でもとってもとっても残念なのですが、超・名作(これは否定する人はそういないと思います)にも関わらず、放映があまりにひっそりすぎです!!
まず、「根本的にさっぱりわからん」という方のために──
■ホジュンとは?■
チャングム(「大長今」)ブームが起きる前に、すでに韓国では「ホジュン」がブームとなっており、最高視聴率はチャングムと同じく60%を超えた史劇。
登場人物は、「大長今(チャングムの誓い)」でも登場している役者が数多く登場。チャングムを見た方は、懐かしく感じることでしょう。
ちなみに、イ・ビョンフン監督は、ホジュンの資料を調べているときに、”チャングム”という医女がいることを知ったそうで、「ホジュン」がなければ「チャングムの誓い」は誕生しなかったことになります。
私が「ホジュン」への愛(?)をつづった記事(^_^;) ↓
http://blog.goo.ne.jp/satoko1964jp/e/4160079a9c9ec77dedecd9f9ae625265
http://blog.goo.ne.jp/satoko1964jp/e/12888e9760f3fc0b42ae247f259f20fc
【大まかなあらすじ】
妾の子供として生まれ、自堕落な生活を送っていたホジュン。両班(=身分のこと)の娘イ・ダヒの美しさと人柄に、心を改め、やがて医学の道を志すことになる。
生涯の師となる、ユ・ウィテと運命的な出会いを果たし、数々の困難を乗り越え、最後は朝鮮一の名医となる実在の人物。
●キャスト●
ホ・ジュン役◆チョン・グァンヨル
イェジン役◆ファン・スジョン
ユ・ウィテ役◆イ・スンジェ
イ・ダヒ役◆ホン・チュンミン
ヤン・イェス役◆チョウ・ギョンファン
ユ・ドジ役◆キム・ビョンセ
●第1話●
密貿易であぶく銭を稼ぐホジュン(身分は””)は、ある日、中国商人と漢方薬の取り引きをするが、条件をめぐって緊迫の駆け引きがつづいた末、一歩も引こうとしない商人の目の前で品物に火をつける。あわてた商人はホジュンの条件にさらに上乗せして支払い、ホジュンの腕に感服する。
ひと儲けしたホジュンと仲間たちは、ある時は酒と女遊びに更けり、ある時は賭博場にいり浸って、その日暮らしのならず者生活を送る。
ホジュンの母親はそんな息子の姿を見かね、郡守である父親ホ・リュンのためにもまともになれと言い聞かせるが、父親にとって忘れられた存在である自分などどう生きようと関係ない、と投げやりに答える。
ところが、ある日、密貿易の現場で”両班”の娘ダヒと知り合い、父親のために男装をしてまで危険な密貿易に手を染めようとする彼女のことが忘れられなくなる。仲間に女の居所を探させ、訪ねて行ってみると…。
●第2話●
密貿易の現場で知り合った女性ダヒは、役所が血眼になって探す反逆者の娘だった。ホ・ジュンは彼女のために再び密貿易を試みるが、厳重な取り締まりのなか、ついに捕まってしまう。
役所に連行されたホ・ジュンは、密貿易の仲間と反逆者親娘の居所を問い詰められ、拷問を受ける。あくまでシラを切るホ・ジュンに対し、義州の兵馬都尉ペ・チョンスはホ・ジュンが自分が尊敬するホ・リュン郡守の息子であると知り、その処遇を彼に一任する。
放蕩三昧の生活を送ったうえ、重罪人として目の前に引き出された息子に失望するホ・リュンだったが、息子の代わりに自分を殺してくれと嘆願する母親、そして身分のくびきに苦しむ息子の言葉を思い出し、彼に最後のチャンスを与えようと一枚の書状を差し出した―。
●第3話●
父の最期の温情により脱出に成功したホジュン。しかしミン・ジュホンによってダヒと引き裂かれてしまう。ホジュンは隙をついて逃げ出し、役所に行ってミン・ジュホンこそが反逆の中心人物であり、濡れ衣を着せられたイ・ジョンチャンの娘ダヒがミン・ジュホンの家に捕らわれていると告発した。
これにより、ミン・ジュホンは捕らえられ、ダヒは汚名を返上して両班の身分を回復する。助けることはできたものの、ホ・ジュンにとっては雲の上の存在となったダヒ。ホ・ジュンはもはや木の陰から見送るしかなかった。
失意のなか、ホ・ジュンは母親と2人、慶尚道 山陰へ。ところが、父親が紹介してくれた県監はすでに辞職しており、生活の術どころか身分の保証の道すら絶たれた2人は、知り合い一人いない異郷の地で途方に暮れてしまう。
そんな2人をそっと尾行していた男がいた。山陰のならず者ク・イルソで、彼はホ・ジュン母子がどこかの流れ者に違いないと目をつけ、「俺が助けてやる」と言い寄ってくる…。
●第4話●
「医員にならねば人殺しになるかもしれぬ」というユ・ウィテの言葉で、晴れてユ医院の門下に入ったホ・ジュン。喜び勇んで医院に向かうが、ホ・ジュンの存在が気に入らない古株の下働きたちはホ・ジュンに嫌がらせばかりする。
水汲み場も教えてもらえないまま、とりあえず水を汲んできたホ・ジュンだが、それを飲んだユ・ウィテは「死んだ水を汲んできた」と怒り、場所を知らなかったと言い訳するホ・ジュンを「患者を死なせても言い訳する気か」と厳しく叱り付ける。
自分の過ちがわからないホ・ジュンは、眠りにつけないまま朝を迎え、医院の敷地を歩いていたところでイェジンに出くわす。
切羽詰ったホ・ジュンはイェジンをつかまえて事情を話し、自分の過ちを教えてほしいと嘆願する。そこでイェジンは、医術に使う水は使い道によって33種類あり、汲む場所、汲む時間によって水の質が変わることを教える。
●第5話●
生活の足しにしようと、ク・イルソの妻ハマンに仕事の斡旋を頼むホ・ジュンの母。早速、連れて行かれたのは、ホ・ジュンが働くユ医院だった。金や名誉に関心のないユ・ウィテに対し、妻は富と権力に強く執着し、高価な品物をどんどん買い入れる一方、息子のドジを何とか内医院に入れようと必死。
夫の留守をいいことに、病舎を弟子たちに任せて息子を勉強に専念させ、さらには貧しい患者を追い出せと命ずる妻。担ぎ込まれた重症の子供も追い返せと言われ、ホ・ジュンが困っていたところへユ・ウィテが帰宅。重症患者を追い返すとは何事かと叱りつける。
ユ・ウィテは、科挙を受験しようとするドジを呼び、まだ未熟で無理だと反対するが、そんな父親の反対を押し切って科挙を受けに行くドジ。その情熱の裏には、兄妹のように育ったイェジンと結婚し、幸せにしてやりたいという思いがあった。
科挙を受けに漢陽に旅立つドジを送り出すユ・ウィテは、ドジのお供にホ・ジュンを指名。仲間たちの嫉妬のなか、漢陽に行けると喜び浮き立つホ・ジュンだが、彼には旅に必要な号牌がなかった――。
【みどころ】
「大長今(宮廷女官チャングムの誓い)」を知ってる人ならおなじみの人がいっぱいです。そういう意味でとても馴染みやすい印象。
っていうか、「大長今」キャスト総出演です!(笑)
しかも、あのチェのオッサンが今回は調子のいい感じのク・イルソ役で、すっごく好印象。最後までホ・ジュンと命運をともにする役どころです。
しかも、その奥さんが、これまたキム・ヘスク(「冬のソナタ」のユジンのママ)で、史劇にも登場してたのに少々びっくり(笑)。
そしてそして。忘れてはならないのが、「母よ姉よ」のファン・スジョンお嬢様
頭がよくて品のいい感じの役が本当に似合います。
他にもいろんなドラマで見たことある人がちらほらいて、とっつきやすい展開です。
ホジュンは一目ぼれしたダヒお嬢さまが元の地位に戻ってしまったので、失恋。
でも、そのまま落ち込んじゃうかと思ったら、医者になるという夢が出来て、1話とは別人のよう。(でも、ならず者の血が時にさわぐ…!)
ホジュンはユ・ウィテの医術にものすごく感動し、弟子入り志願するのです。
でも、先輩からいじめられたりして、展開が「大長今」と似てる…(笑)。
我慢だ、ホジュン!!
【ここに注目!】
科挙に向かうドジをサムジョク大師が教えさとす場面もなかなかですが、やはり一番は医員をバカにする”両班”をホ・ジュンがやりこめる場面。
水戸黄門のクライマックスのように胸がスカッとします!
そこでホ・ジュンが詠いあげるのは杜甫の「客至」です。「客至」を朗々と吟じるホ・ジュンのかっこよさといったら!
あまりに早口で全部を字幕で出せないのが残念です。
(全部出したらきっと読めない…^_^;)
あと、ホジュンの師、ユ・ウィテが10年前に医師の腕をかけて対戦した相手(いわゆる宿命のライバル)が、「大長今」の太った悪者の人でして…。
このユ・ウィテの10年前の対決が、これまた物凄く見ごたえがあって面白いです!!
9本の針を生きた鶏にさして、鶏が死んだり痛がったりしたら負けというもの。
ユ・ウィテはすべて成功したのだけれど、相手の人(後のホ・ジュンの上司)は残りの2本を鶏が痛がっているのに、無理に刺してしまい、敗北…。
ユ・ウィテの方がよっぽど実力が上なのに、それが理由で落とされてしまい、この事件、そしてドジとの確執がず~っと尾を引きます。(要チェック!)
ただ、何故ユ・ウィテがあんな派手な奥さんと結婚したかがわからない~!(笑)
昔だから別に結婚したくてしたわけじゃないかもしれないけど、立派な人の奥さんにしてはあまりにひどすぎないか??(笑)
あと、ホジュンが恋い慕うダヒお嬢さまが、身分を捨ててホジュンのいる地へ、ホジュンの子分と一緒に追いかけて来ます。
ホジュンはホジュンで、漢陽(ドジのお供になって喜んだのはこのため!)に行って、懸命にダヒを探すんだけれど、まさかダヒが自分を追ってきているとは夢にも思わず…(^_^;)
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という感じです。いかがでしょう。少しは参考になったでしょうか。
わけわからん!とか
そこはどこがどうなってそうなるの?とか…何でも(?)聞いてください!
内容が面白いのは保障いたします!(ただし、主人公のチョン・グァンヨルの顔がダメ!という場合は例外…)
思い出せる限り、お答えしたいと思います
うちの母も結構気に入ってくれてました
月曜~木曜の母の昼間の楽しみになってるようです。
私も見たいです。
ホジュンは、途中でまだまだ紆余曲折ありますので、
ぜひお楽しみに!
ユ・ウィテとの師弟関係はすんばらしいです
そうか、下っ端で嫌がらせされちゃうホジュンしか見てないので、よくわからなかったんですが、
ホジュンも相当のワルだったんですね!
しかも失恋は身分の違いゆえだったのかー!
なるほどなるほど。これで心おきなく楽しめそうです!
後半は秀吉の朝鮮出兵(?)のシーンもありまして、興味深かったです。
アジア(日本以外)では「ホジュン」という商標登録が一番多い…ってニュースになっていた記憶があります。
墓地を発掘して大問題になった記憶が^^;
400年前の人にそこまでするか、みたいな・・・orz
で、原作も邦訳されてたハズですからご一読を^^
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/wide_show/archives/50118281.html
です。