月曜日、朝(午前9時)からさっそく田舎の母に電話しました。
なぜって
「華麗なる一族」の最終的な感想を聞くためです!!
が、開口一番
母 :今ダメ。忙しいんだわ
(※注:北海道弁なのでわかりにくい部分もありますが、ご容赦くださいm(__)m)
私 :何が?
母 :もう一回観直してるとこだから
私 :あそ、じゃ一つだけ。あの鉄平(キムタク)死ぬときさ、靴と靴下脱いで裸足になったのはなんで?
母 :あれは銃を押さえるためだ?(←北海道弁は語尾が肯定文でも上がります)
私 :靴じゃだめなの?本に書いてあったの?
母 :そう。指じゃないとダメなのさ。したけどやっぱり…(原作と違う、とまた愚痴り始める)
私 :もうそれはいいから!じゃさっさともっかい観てよ。後で電話するからね?
母 :(ブチ!) ←無言で切るな~!!
*** *** *** *** ***
そして夕方、また電話です。我ながらアホだ…。何やってんの、私??
《午後5:30》
私 :んでどーなのさ!(すでにキレ気味)
母 :いや~お母さん涙出たよ。泣けたね~。北大路欣也はやっぱりすごいね!
私 :うん。私もまさかと思ったけど泣けた。でもお母さんの話だとさ、原作では大介(北大路欣也)は鉄平(キムタク)が死んだって悲しまないんでしょ?
母 :そうだ?したけどやっぱり可哀想だったわ~
私 :キムタク腐んなかったね。けど思ったより内容盛り込んでたんじゃない?
母 :ああ、そうそう!お母さんビックリした。ちゃんと入れたね!
(※二人の予想では大介も大きな歯車の捨石の運命にある、愛人兼秘書(鈴木京香)への手切れ金のシーンはオールカットのはずだった)
私 :二子と四々彦クンもちゃんと旅立ってさ~。だけどあれ大晦日に死んで、その日に合併発表なら時間的に腐るはずないじゃん。本当はもっと前に死んだの?
母 :何ヶ月も雪山ばさまよって最後フラフラになるのさ。それで自殺するんだから。したけどあのイノシシさ、飛びかかって来たらどうなったと思う?
私 :はあ?そんなの襲われて死ねばいいじゃん。自殺しに行ってるんだべさ!
…そうじゃなくて!あの山小屋のおじさんだってそんなやつれてたら、変だと思うべさ。なんであっさり鉄平を山に行かせたの?
母 :だから、あれはもっと前なのさ。それでずっと行方不明になるんだから
私 :じゃああの奥さん(長谷川京子)宛ての言い訳の手紙は?あれで場所がバレるじゃん
母 :あれは原作にはないのさ。したからどこにいるかわかんないで、見つかるのに時間掛かったのさ
私 :ああ~、時間軸ずれてんだ。それじゃあやっぱ原作はもっと死体グチャグチャなのね?(←こだわる私 ^_^;)
母 :グチャグチャっていうか…あんな警察ではキレイにしてくんないのさ。それで自分の息子だってわかって大介が血を拭いてあげるんだわ
私 :え?!あ、じゃあやっぱ最後にパパは愛情を示したわけだ!
母 :うん。顔についた血をお父さんが拭いてあげるんだ?
私 :そうかい…。だけどさ、仲代達矢の映画版(山本薩夫監督「華麗なる一族」のこと)あるって言ったしょ?あれさ、「人間の条件」(戦後の大長編大作映画)も仲代達矢が主演してるべさ。てことは、あの時代ってあの人はそういう位置づけだったってことなのかな
母 :そういう位置?
私 :この人が主演なら大ヒットするっていう、今でいうところの若き大スターってこと
母 :そうかもしれんね~
私 :将軍さまは最終回、意外な出番が待ってたじゃん
母 :将軍さまって鯉かい
私 :そう。(香取)慎吾ちゃんが「スマステ」でキムタクにさ「おまえがあのドラマに出るなら将軍だな」って言ってたっしょ。金髪だから(←土曜日に電話で見るように指令済み)
母 :ああ~。あれは鉄平が石投げて殺したんでしょ
私 :違うっしょ?!自然に死んだの!鉄平が石投げたのは自殺のずっと前だよ?そんなんで死ぬわけないべさ!!!
母 :ああそうかい(笑)
私 :最後にプカッて池に浮いてたっしょ。あれはなんかさ…呪縛が解けたみたいなシーンなんじゃないの?祖父さんの呪いが消えた、みたいな
母 :そんなシーンあったかい?もっかい観るか
私 :もう何回でも納得いくまで観なさいよ!でさ…(玄関で”ピンポーン”と音)
母 :お客さん来た。切るよ
私 :うん。じゃあね
*** *** *** *** ***
──という会話をしました
あ~本当は違う用事があったのにぃ!!
脱線しまくって会話が終わってしまったではないか!
でも、さすがに3回は掛けにくいので、また明後日あたりでもかけ直します…。
…で、ふと森 鴎外の『雁』みたいに本当に将軍様は死んじゃったのか?いや、あれは鳥じゃん…などと頭を色んな思いが駆けめぐったりなんかして(-_-;)
まぁ、とにかく!これで、私の中で「華麗なる一族」は終了です。
名残惜しいな…こうなってみると。
次回は母の好きそうなドラマがないし…
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それと鉄平が何で自ら旅立ったのかやっと理解出来ました。
あれは裁判に負けて傷心しきっったからではなく、あ
くまでも会社のため、高炉を建設したかったためだと
思うようにしました。
自分がいれば会社の再建はない、高炉は出来ないと思
い、そして大介の祖父に対する憎しみを解放させるに
はそれしかない、そう思って靴下を脱いだんだと。
結果、半年後に高炉は出来た訳だけだから鉄平は負け
てはいないのです。むしろ勝ったのだと…
そしてあの裁判も大介を潰すため起こした裁判と思っ
てましたが、あくまでも鉄平は高炉を建設したいとい
う夢を実現したいがために起こした裁判でだったと思
う事にしました。それは鉄平が最後まで大介に褒めて
もらいたかった、という言葉からも感じられる訳で。
ところで、鈴木相子(スマステを見て以来役柄の名前
と俳優の苗字を合わせて使ってます)の手切れ金のシ
ーンはないと思っていたとありますが、どうしてそう
思ったのかなと、ふと気になりました
で、高須相子の手切れ金は、原作だとそうとうもめるらしく、理由は東京に拠点が移ってスキャンダルを隠すためだったのですが、
そこまで描く時間は到底ないように思えたんですよ。
でも彼女を追放することも大事なポイントなので、考えて
みたら、あって当然のシーンでしたね。
(でも受け取るまでの時間が早!)
あと、母がぐだぐだ言っていたのは、始まりが元カノのフサ子が出てくる学生時代からで、
一族には二子の下にも妹がいたこと、そして鉄平に娘がいたこと、などでした。
腐ることにこだわりすぎたようです。
身元確認するってことは、誰かわからない⇒腐る
という発想でした
雪山で死ぬってそういう利点(おいおい!)がありますよね。
…ん?なんかタイゾーのねつ造日記思い出しちゃったぞ。
戦時中の血液検査は ミスが多かったと、あっさり言うなら、こんな小説書くなって 山崎のオバハンに言いたいわ~(笑)?!!
まぁ、TBS的には 高視聴率(関西では紅白を超えた)で おめでとうでしたね!!
お母さまが言う様に 北大路さん熱演でした
どっかにみのもんたが出てくるんじゃないかと
ヒヤヒヤしました…^_^;
親が血液型何型だったら実子とか、随分一般的知識なのですね。
…実は私はよくわかっていないのでした
(でも死んだ父にそっくりだから…)
将軍様や肖像画の突っ込みどころも多かったし、原作もかすかに記憶に残っているのでケチつけやすかったかも^^;
北大路さんの常に目を見開いた表情が印象的過ぎて、主役のキムタクの影が薄かったですね。
個人的には、鈴木京香さんの悪女ぶりがステキでした。
彼女もNHKの朝ドラ「君の名は」でデビューした時はヘタ過ぎると叩かれたのに、美しいのにちゃんと成長出来るってスゴイ!
今はすっかり実力派になって、悪女もはまってました。
そう考えると人間ってすごいかも
でも、なんやかんやいいながら、話題になって、みんな見てしまうのだから、よくできたドラマですね。
将軍のことしか考えてなくて、びっくりしてしまいました(笑)
すごい視聴率もとったことだし、一件落着ってとこですかね!
コメントありがとうございます。
「トラコミュ」みてみます。情報ありがとうございます。
私も本日最終回みました。
妹が最終回を見る前、「自殺では納得いかない」といっていましたが、結局猟銃自殺でした。白い巨塔のように結末は変わりませんでした。
全部録画すればよかったです。二度見ると新たな発見がありそうです。
TVだと最後にキムタクの”明日に希望を”みたいなメッセージがあった(けど私は気づかなかった^_^;)
らしいですが、
自ら命を絶つ、あるいは「白い巨塔」に共通する
『悪が勝利する』で終わるのは、納得がいかない人も多い
のでは?と思います。
(納得しちゃったら逆に怖い!)
最終回、将軍が出て来たのですか~。私のタイ人の友がずっとドラマを見てて、鯉の将軍とイノシシの話はよく聞いてました。将軍は一度でいいから見たかったなあ…^^;
死体がぐちゃぐちゃに・・・って
こだわるタイタンさんもおもろい!
原作はドロドロしてるんですね~
私もキムタクより、欣也氏の迫力が
すごいと思いました。
最後は可哀想だったな~
母にまた確認したら、もともと身元不明だから徹底的に遺体を調べるに至ったというのが真相みたい。
私も最後は、ウルッとしちゃいました
今月初の休み(午後だけですが)です。
私もこのドラマ、チビッとみました。
時代が昭和30年代後半の神戸ということで、実はまったく同じ時に私も神戸に住んでいました。
その再現がよくできていると聞き及んだので見たのですが、ちょっと???と思ってしましました。
路面電車も、あんなドアもない作りの物ではなかったですし(色はよく似ていました)、道路両側に石造りのビルがあんなに立ち並んではいませんでした。
ただ、自宅から見た風景は、私の記憶にかなり近いものでした。
幼稚園時代に、あのドラマ並の豪邸に住んでいた友達がいて、一度遊びに行ったことを思い出しました。
その庭にはプールがあり、一面の芝生が青々としていたことを今も峻烈に覚えています。(子供付きのお手伝いさんもいたっけかな~)とにかく、とてつもない大金持ちだったんでしょう。
あ~あ、あいつと仲良くしておけば、いまごろどこぞの大企業の跡取り息子の取り巻きで、おこぼれちょうだいできたのかもしれないと思うと、残念です。
ちなみに当時の家は、2DKの社宅住まいでした。
今考えれば、他人を羨むことを知らなければ、偏見も差別も起こらないんですね。
うわ~。じゃあいろいろ突っ込みどころも(^_^;)
そういう懐かしさも関西の視聴率に繋がったんですかね。
確か田宮二郎がそうしてたんじゃなかったかな。
今期、大河で武田家の親子のどろどろと続けてみてるから、どろどろだらけだったわ
あれ、ジャニオタ(あえて言ってみる)観ててわかったのかしらん?
視聴率もよかったし、キムタクだけが目当てで盲目的に突入したんだとしたら、
最後まで行けた子たちは偉い!!
オバハンは感心しました(^_^;)
(偉そう…)