嵐のワクワク学校もとうとう今年度で
『嵐の』という冠が外されることに
なった。メンバーのメッセージで
松本潤は「寂しい」と口にした。彼は
自分達のコンサートのプロデューサー
的な立ち位置にあるだけに、イベント
を開催することに対する思い入れが
深いからだろう。
このワクワク学校は東日本大震災の後、
電力不足を考慮し、コンサートに代わ
るイベント、さらに復興へ元気が出る
ようなものを、とのコンセプトで始め
られたのだ。始まった当初は「日々是気付」
つまり「身の回りにあるもの、ことがら
を当たり前として見過ごさない」を
モットーにしていた。日本人にとって
未曾有の震災の体験は、今ここにある
もの全てが奇跡に充ちており、どんな
ことにも気付きがある。ということ
を教えた。嵐5人が様々なテーマを
持ちロケや体験を通して学んだことを
生徒である観客にレクチャーすると
いう学校形式で行われた。歌やダンス
を本業としている彼らアイドルが一切
歌わず踊らず、真面目に為になる話を
してくれた。コンサートではない
イベントと聞き、初めはどんなこと
をするのだろう、と不思議だったが
始まってすぐ、これは若い世代や
若い親子に参加して欲しいと思うよう
になった。難しい講義ではなく、嵐
のメンバーが楽しく教えてくれる。
楽しく学ぶことも大切だと思えた。
それが今年で終了することになった
のだ。
彼らが来年一杯で活動休止を発表
しているため、スケジュール的にも
厳しいのだろう。実に寂しい。
毎年6月は仕事が多忙な上梅雨時で
鬱陶しく、体調も崩しぎみになる
が、嵐ワクワク学校を楽しみにがん
ばれた。来年からもうない、と思う
と昨日からショックを受けている。
若手にイベントが引き継がれるとの
ことだが、さて…
嵐の冠番組もやがて終了していく
だろう。周囲に、嵐がなくなったら
どうするの?と今から心配されてい
る。
さて…本当にどうしようか?
2年ある、と思っていたらもう半年
あっという間に経った。
来年は様々な面で自分自身も転機を
迎える年になりそうだ。