青に恋

好きなことについて書いていきます

何とほぼ1年ぶり。

2021-03-20 11:03:33 | 日々のこと
久しぶり過ぎて、多分、前回までの投稿内容やら文体やらとの考証ができません。

新たに始めるのも1つの方法ではあるのですが、新しく開設するのも面倒くさいので
ここで、新規一転、また始められたらなぁ と考えています。

だが、しかし。
です。

結局、また1年放置なんてことにもなる
かも知れません😅
ゆっくりとのんびりと書いてみようと
思います。

ところで。
前回の記事の書き出しが、緊急事態宣言に
ついてでした。

そうですよね。
正に、この1年、私たちの世界は大きく変わりました。
これまでも世界を取り巻く大きな変化は
幾度となくありました。
それは経済のことであったり、天災であったり、テロや戦争であったり。
その度に苦しく辛く悲しく、行き場のない
感情を抱えつつ何とか前に進み、乗り越えてきたわけです。

中国で発生した風邪の話だと、誰もが最初は思いました。新型インフルエンザくらいには注意が必要だ、という認識から始まった。と思います。

それが蓋を開ければ!
です。

阪神淡路大震災で亡くなった人は6000名以上です、東日本大震災では津波や原発事故のために定かではありませんが凡そ22000名以上と言われています。

新型コロナは現在、8700名を超え、一日一日数字を伸ばし続けています。世界で見れば、最早、1億2千万人亡くなっています。
日本という国が1つ、消滅したに等しいわけです。

目にも見えない小さなウィルス1つから
それだけの人間が亡くなる、と去年の今頃、誰が予測したでしょう。

疎遠にはなっていましたが、父方の叔父が施設で感染で亡くなったと先日知らされ、
非常に驚きました。

私の職場でも何度か感染者が出て休業も
しました。

職場で感染したのは若い人でしたが、回復後に話を聞くと、全然、味覚は戻っておらず、インフルエンザより高い熱が出て、本当にしんどかったそうです。

それを聞いて、死なないといっても、絶対にかかりたくない、と思いました。
人生で一度だけ、不用意にもインフルエンザのA型にかかったことがあります。その
時のしんどかったこと!立ち上がることも
でなかったです。本当に死ぬかと思いました。幸いインフルエンザには特効薬があり
すぐさま服用し事なきは得ましたが、それからも1ヶ月以上は体調が優れなかったと記憶しています。

緊急事態宣言が延長になっている地域、
解除になっている地域、まだ必要では
ない地域、色々あります。
が、これほどの。未曾有の疫病に立ち向かうためには、人も未曾有の覚悟で対抗すべきなのではないかと思います。

誰しもこれまでも日常を取り戻し、自由で溌剌と、マスクの要らない生活に戻りたい!という気持ちは当然持っています。

しかし。

最早、取り戻したい。戻りたい。
では、いけないのではないかと思います。

変えなくてはいけない。のか、と。

私は昭和生まれなので、コロナ前までの生活自体、自分の生まれた頃の世界とは一変してしまっています。

正直、エアコンも、電子レンジも、パソコンもインターネットも携帯も…

なーんにもない時代でした。

コンビニもなければスーパーもない。
24時間開いてる店もなければ日曜日
は普通のお店が閉まるのも当然。
百貨店などは平日がお休みでしたが。

昼間の仕事しているのほほぼ、男性。
お父さんが働いてお母さんは家事と育児。
お父さんは帰りにちょっと一杯飲んで
帰ることもあるけれど、大抵は家で
ご飯と晩酌。

まあ、夜、娯楽らしいものもないから
子どもは早く寝かしつけられる。
女、子どもが夜、外を出歩くなんて
ことは良くないことでした。
家族で出かけるとか、お祭りにいったり
するのは別ですが。

なんて、いう時代に逆戻りしろとは言いませんが。

あの時代、私たちには確かに不便なことが
沢山あったと思います。今から思えばどうやって生活をしていたんだろう。
私たちはまだまだ小さい子どもだったけれど、両親はそんな不便な時代に子育てをしていて大変だっただろう、なと思います。

ですが、その時代が不幸だったとは思えないのです。両親は戦争を経験していました。
なので、枕を高くして安心して眠れることがどれだけ幸せか。食べるものがなくて、
遠い遠い町まで芋やわずかな米を買いにいって不安で仕方がなかった頃の話もしてくれました。そんなことを思うと今は本当に不自由はない、と。

そういうことを思えば、コロナ以前の生活は贅沢過ぎた、と。
確かにマスク生活を続けたいとは思いませんが、それ以外のものを少し昭和に戻してもちゃんと普通に生きてはいけます。

よく子どもたちに昔は「こんなんやった、あんなんやった」というと、「そんな時代ちゃうし、いつの時代?」とかいって逆ギレされます。

でも、そういう風にした方が断然上手くいくのに、と思ったりするのです。

現代は人と人のコミュニケーションさえ、ネットワークという見えない空間でなされています。お互い顔も性格もわからない人がやり取りできるのです。その方が気楽ですが危険も潜んでいます。

経済を回さないといけないから緊急事態宣言を解除する。

といいます。
確かに今まで通りの経済スタイルを維持したいと思えばそうなるでしょう。

しかし、今、こういう事態になっているからこそ、本気で考えなくてはいけないことがあることを、最近ある出来事から思い知らされました。

それは、少子高齢化というそれこそ、ある意味コロナよりも根深くて恐ろしい日本社会の病です。

コロナで大打撃を受けた日本経済ではありますが。多くの方が亡くなり痛ましいこと
限りないことではありますが。

大震災や風水害の折に触れても思うことでもありますが。

何か大きな禍が起こるとその被害の酷さに
目を奪われて表層的な対策を考え実行します。確かに必要な策ではあるものの、そういう時には必ずといっていいほど、別の問題も露呈しているものです。

国の危機管理能力の低さであったり、災害対策が充分でなかったり、福島原発事故は
もろにそのことを教えてくれました。それが遠因となり民主党政権が崩壊したと、私は今でも考えています。

今、このコロナ禍でも病気のことだけでなく沢山の、大小様々な問題が現れてきました。

臭い物に蓋をする、のが日本の悪弊ですが
その蓋がコロナ爆弾でぶっ飛んでしまったのです。

待ったなしの課題を先延ばしにし続けて
目先の経済を優先してきたつけが出てき
たのです。

それでもまだ為政者は同じことを繰り返そうとしています。

万歩譲って。
コロナ禍から私たちが得ることがあると
するなら、コロナのお陰、といえること、
もっといえば、コロナ禍に負けないで
立ち上がるためには、単にコロナ以前に
戻そうとしないことだと思います。

新しい生活様式。といいますが。

本気で新しくし直さなければいけない時が今、と。

誰にいわれるのでもなく、やらされるのでもなく一人一人がそう自覚していくしかコロナ禍を克服する術はない。

そう思う今日この頃です。












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