地元の市政が打ち出した財政再構築素案を読んでいる
財源はかなり切迫するなかで、高齢者の増加や団塊の世代の一斉退職などなど
支出は留まる事がない。少子劣化・不景気のあおりをうけて収入(税収入)は
低下の一途をたどっている。
そんななかで、中央からの資金も断たれ厳しい状況だ
市民は不景気の中で困惑し、市政は現状すら維持できない状況だ
数少ない人員や経費を削ったところで、借金の10%にも届かない状況だ
夕張市を他人事のように思えない
俺たちの親父たちの世代が招いた負の遺産は、その息子である我々だけに留まらず
孫やひ孫にあたる子孫にとんでもないギフトを残した
本人たちは、ノアの箱舟にでも乗った勢いで退職金をもらい年金までもらっている
すばらしい人達だ
親や上司を選べない以上はこの運命を受け入れるしかない
さて、追い詰められた市政の面々が打ち出した方策は・・・
NPOをはじめとする面々、市民によるボランティア、いわゆる無料の労働力に活路を見出した
加えて、アウトソース等々の低所得者採用での事件費削減だ
言葉では役割分担をかえると言っているが・・・結局仕事を放棄しているに他ならない。この状況は不景気以外は十分予測できていたはずだ。
それなのにお金がありません。だからできませんでは困るのだ。
要は市政をはじめとしてどこまでもが赤字で倒産しているのだ。
全員職安にいって再就職してみろと言いたくなるがそうもいかない。
そんなかたがたでも、必要としている人達がいるのだから
悲しいかな我々は、この負の遺産を乗り越えて生きていかなければならない
愛する家族のために、そして自分のために・・・
誰もが傷ついている、幸い戦争では無いから僕たちは生きている
だから、過去を乗り越えなければならない
辛いけど過去を受け入れなければならない
情報は氾濫し、なにが正しいのか判断しにくい世の中だ
少なくとも私たちは愛する子供たちのために
少しでもこの負の遺産を減らしてあげないといけない
今自分にできることから積み上げて希望を育てよう。
明日は必ず来るのだから