母方の祖父は
母が10歳の時他界した
敗戦から9年後のことだ。
祖父は小さな出版社の社長だったらしい。
世田谷に自宅を持ち、大所帯(子供5人)であった
母は5番目の末っ子
おじいちゃんを知る術は
みんなの記憶と数十枚に及ぶ写真
僕が小さいとき、おじいちゃんの話は皆無であった。
僕が家庭を持ち子供が生まれ
わが子をおばあちゃんに抱かせに行ったとき
おじいちゃんの話がでた
その内容があまりにも不思議であった
まず驚いたのは
おばあちゃんが見せてくれた写真
まだ若いおじいちゃんが
海外で撮ったものだ
短パン一枚の作業者(アジア人)に囲まれ
白い上下のスーツに白い淵あり帽子を被った
じいちゃんが笑顔で写ってる
第一印象 なんだこれは?って感じだ
写真の裏には昭和5年8月と書かれている
昭和5年・・・
世界恐慌が日本にも波及し不況深刻化しているときであり、
ロンドン海軍軍縮会議が開かれるなど
国防にかかる様々なことが世界的に展開されていた時
祖父は海外でなにをしていたのか?
決して裕福でないのに
白の背広でカラー写真・・・
祖母は、何をきいても、なにも教えてくれない?(なんで?)
もう一枚
どこか海外のラウンジでグラスを片手にした
祖父が移っている
口には髭があり
今度は紺色のスーツで険しい表情だ
写真の裏には昭和6年2月と書かれている
なんかこの年号を信じてよいのかと思えてくる
母の兄弟の長女に話を聞いたら
「たばこが好きでとにかくダンディーな人だった」と
期待はずれのコメント・・・
仕事の内容は全然教えてくれなかった
最後に
母の兄弟の長男が私に言ったのは
「父のことを深く詮索しないのも大人だよ」とだけ言われた
訳が分からん
英語・スペイン語といった外国語を流暢に話したとも聞いたので
もしかしたらなにか国家の仕事をしていたのでは?
と 孫ながらに勝手に盛った解釈をしている。
僕は親族一同から
顔も性格も祖父に似ていると言われているだけに
謎多き祖父に一度 会って話してみたかった
僕があの世に行ったら
おじいちゃんを探して根掘り葉掘り聞くことにする
母が10歳の時他界した
敗戦から9年後のことだ。
祖父は小さな出版社の社長だったらしい。
世田谷に自宅を持ち、大所帯(子供5人)であった
母は5番目の末っ子
おじいちゃんを知る術は
みんなの記憶と数十枚に及ぶ写真
僕が小さいとき、おじいちゃんの話は皆無であった。
僕が家庭を持ち子供が生まれ
わが子をおばあちゃんに抱かせに行ったとき
おじいちゃんの話がでた
その内容があまりにも不思議であった
まず驚いたのは
おばあちゃんが見せてくれた写真
まだ若いおじいちゃんが
海外で撮ったものだ
短パン一枚の作業者(アジア人)に囲まれ
白い上下のスーツに白い淵あり帽子を被った
じいちゃんが笑顔で写ってる
第一印象 なんだこれは?って感じだ
写真の裏には昭和5年8月と書かれている
昭和5年・・・
世界恐慌が日本にも波及し不況深刻化しているときであり、
ロンドン海軍軍縮会議が開かれるなど
国防にかかる様々なことが世界的に展開されていた時
祖父は海外でなにをしていたのか?
決して裕福でないのに
白の背広でカラー写真・・・
祖母は、何をきいても、なにも教えてくれない?(なんで?)
もう一枚
どこか海外のラウンジでグラスを片手にした
祖父が移っている
口には髭があり
今度は紺色のスーツで険しい表情だ
写真の裏には昭和6年2月と書かれている
なんかこの年号を信じてよいのかと思えてくる
母の兄弟の長女に話を聞いたら
「たばこが好きでとにかくダンディーな人だった」と
期待はずれのコメント・・・
仕事の内容は全然教えてくれなかった
最後に
母の兄弟の長男が私に言ったのは
「父のことを深く詮索しないのも大人だよ」とだけ言われた
訳が分からん
英語・スペイン語といった外国語を流暢に話したとも聞いたので
もしかしたらなにか国家の仕事をしていたのでは?
と 孫ながらに勝手に盛った解釈をしている。
僕は親族一同から
顔も性格も祖父に似ていると言われているだけに
謎多き祖父に一度 会って話してみたかった
僕があの世に行ったら
おじいちゃんを探して根掘り葉掘り聞くことにする