MISIAの武道館ライブを観に行ってきました。
ダンサー、バックメンバーを始めとする強力なサポータ。
炎、レーザー、花火、銀テープ…ラストは
銀のハートの風船を詰め込んだ大きな風船が
アリーナを飛び交い…と、まるでオモチャ箱。
失礼ながらMISIA=無口というイメージだったので、
意外に多弁でびっくりしてしまいました。
MC長くなってごめん…なんて言ってたけど、
アフリカの話、音楽への想い、
普段聞かない分だけ、彼女の情熱の深さを知りました。
『歌姫』なんて常用するけど、
安っぽく感じない真の歌姫だと思ったね。
そんなMISIAが現在進行形のアジアツアーで
印象に残った言葉として語ったのが、
【Music is Language】
音楽は言葉を超えるものがある
そうMISIA自身が思った出来事があったそうです。
MISIAのステージを観ていて思いました。
音楽は言葉を補い
言葉は心を補うんだと
話は変わりますが、去年の暮れ、
ゴスペルのコンサートを観ていた時の話。
私と友人はオープニングから感化されて立ち上がっていました。
すると2曲目に入った瞬間、波が引いたように人が座り始める客席。
やむを得ず、折りたたみの座席をそのままにして軽く腰かけていると、
後ろから肩を叩かれ一言『見えないんで座ってください』と…。
まぁ、どこにでもある、よくある話です。
もしかしたら同じ経験したことがある人もいるかと思います。
立ち上がりたい気持ちを抑えていただけに
正直残念な気持ちが一杯でした。…でも。
『見えないから座れ』というのはエゴのような気がします。
かと言って『立ち上がって見てる』のも相手にとってはエゴに見えたりするもの。
言葉にならないもの=体現を止めたり、とがめられないな、
自分がそうされたら嫌だからこそ思うんだけど、
実際に言われたりすると目一杯、嫌な気がするのに、
人のフリには言いたくなってしまうんですよね。
音楽は言葉だ。
声になることも
声にならないことも
合わせることも
合わせられないことも
伝えたいことも
伝えきれないことも
受け止めたいことも
受け止めてほしいことも
飛び越えてくれて
沈めてくれて
流してくれて
包み込んでくれる
音楽は、そんなこと容易くやってくれるのに
心は、そんな簡単に
音楽や言葉を補ってあげられないんだな。
音楽って偉大です。
△チラシの中の一枚。
折り紙みたいに山谷を折って中に寄付金を入れて
外にいるスタッフが持っているBOXへin。
心が音楽を補える一歩なのかも。
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