断捨離、終活、ミニマリストなどの言葉がネット記事に溢れているので
またか〜と思っても読んでしまう。
私は10数年前の引っ越しで
取りあえず必要な物だけ持って引っ越したら
(後から子供たちに手伝ってもらうつもりだった)
必要な物があれば不自由はないと気が付き
古い家を解体する時に業者さんが残った物を処分してくれたので
同年代の人と比べたら持ち物は少ないと思う。
ネット記事で見つけた言葉に
日本には「自分の食器」という文化がある
この言葉に対して
家族一人ひとりが違う器を持つから無駄な食器が増える。
ご飯は茶碗で食べなくてもよい。
箸は同じものでよい。
などの意見がある一方で
私は自分の手に合ったお茶碗でご飯を食べたい。
日本だけの文化、イイじゃないですか。
などの反論がありました。
私は「自分の食器」を、今まで意識したことがありませんでした。
実家には今だに私のお茶碗が戸棚の奥にあります。
結婚し最初の食事の時
義母が小夜子さんの茶碗、私が選んだけどと心配そうに差し出してくれました。
イタリアからホームステイで来た子が
箸も茶碗もみんな違うとびっくりしてたのは
なるほど~こう言うことかと今ごろ納得。
昔はお膳やちゃぶ台で食事をしていたから
左手に茶碗を持ち右手に箸を持ち背中を伸ばして食べていました。
小さな手には小さな茶碗
大きな手には大きな茶碗
成長に合わせて使っていたのでしょう。
テーブルと椅子で食事をするようになっても残っている
日本の文化なんですね。
物を増やしたくない人
そこは譲れない人
人は人です。
好きに活きましょう。
文中の写真は「たち吉オンラインショップ」よりお借りしました。