ひげブログ

Miniature Schnauzer
~ Wonderful small partners ~  

目の遺伝疾患について

2009年04月01日 | ■犬について語る
今日はBoysと出勤。

ボブパンもトリミングしました。
パンはナイフをかけているので、8mm刃で軽く整える程度。
すぐにアンダーコートが抜ける長さで。
レイキングのお陰で、バサバサした硬めの毛が生えています。
2or3mmでのバリカンは×。
あっという間に柔らかい毛に戻っちゃうからね。

お客様もシュナ率が高かったです。
写真はBoys&あふろ。



シュナ率が高かったのでここで…

~~シュナの目の遺伝疾患についてのお話~~

今日来たお客様のシュナちゃん(レバー&ペッパー、2歳♀)が、
若年性白内障になっていました。
既に目は白く濁ってます。
手術を考えているようで、片目で50万円近くの費用とか。


若年性白内障は、ミニチュアシュナウザーに(他犬種にも)よく見られる遺伝疾患です。
2~3歳でもっとも多く発症します。
手術や薬で進行を遅らせる事は可能です。

現在の日本ではこの遺伝疾患が一番蔓延してると言っても過言ではないそうです。
繁殖を考える方は、必ずこの遺伝疾患を持ってない事を確認しましょう。
※ただし、MシュナウザーではDNA検査レベルでは確認ができないようです
 シリアスブリーダーはこの病気を防ぐ為に、毎年アイチェックをします
※レバー&ペッパーはミスカラー(スタンダード(犬種標準)では認められていないカラー)なので繁殖は好ましくない


シュナの目の病気でもう1つ有名なのが進行性網膜委縮症【PRA】
シュナのもっとも有名な先天性疾患。
網膜が委縮し失明します。治療法がありません。
現在DNA検査レベルで疾患の有無を検査できます。
繁殖する方は、この検査のクリア同士の犬を交配するべきでしょう。


その他に、網膜の形成不全(網膜が剥がれ失明してしまう先天的欠陥)という疾患もあります。


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今日はここまで(笑)
遺伝疾患というのは、目に限ってではありません。
クッシング、糖尿、結石症、てんかん等あります。
キャリアも沢山います。

やはり繁殖は慎重でなければいけません。
里親が見つかればいい、とかそういう問題ではありません。
安易な繁殖には反対です。








GREEN DOG
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