The Diary of Ka2104-2

論文「少子化と新自由主義」第10章 ー 石川勝敏・著

第10章 子供の自殺※8

子供の自殺が相次いでいる。子供が自らその命を殺めるというのは、想像を絶する事柄であり、私と同じ50代の自殺率の増加と相まって私の心痛はいかほどのものか。ここに1本の記事を引用する。子供の自殺増加率をグラフとして表しているのでそれもここに引用して援用することとし、皆で共有したい。出生の増加とは明らかに反するものだ。

小中高生の自殺者数、過去最多に 初の500人超 厚労省

朝日新聞デジタル 石川友恵2023年3月14日 10時00分

 

 2022年の自殺者数(確定値)は前年より874人(4・2%)増えて2万1881人だった。増加は2年ぶり。小中高校生の自殺者数は514人で、統計がある1980年以降で最多となった。厚生労働省が14日、発表した。

 児童・生徒の自殺者数が500人を超えたのは初めて。16年から増加傾向で、コロナ禍が始まった20年に前年比100人増の499人となり過去最多を更新。21年も高い水準が続いていた。22年の内訳は高校生が最多で354人、次いで中学生の143人だった。

全体では男性が1万4746人(前年比807人増)、女性が7135人(同67人増)で、いずれも増加。男性は13年ぶり、女性は3年連続で増えた。

 人口10万人あたりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は全体で17・5となり、前年と比べて0・8ポイント増えた。特に男性は24・3と、前年より1・5ポイント上昇した。年代別では50代が最も多く全体の18・7%、次いで40代が16・7%を占めた。都道府県別の年間自殺死亡率では山梨が24・7で最も高く、秋田(23・7)、宮崎(22・7)が続いた。

 原因や動機(1人四つまで)をみると、「健康問題」が1万2774人と最も多く、「家庭問題」が4775人、「経済・生活問題」が4697人だった。(石川友恵)


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