4つの創造風景画/Four Imaginary Landscapes - Katsutoshi Ishikawa
4作品にまたがる創造上の風景画。
創造の「そうぞう」は想像と記そうか創造と記そうかと少し迷ったのですが、創造なら想像をも含意するとの結論に到り、「創造」表記としました。
1作品目は、鉛筆と黄の色鉛筆と、何色でしたでしょうか、濃い色の水彩カラーペンと、それに白色のパステルで描き上げました。まずはラフスケッチをと思い鉛筆を走らせたのですが、結局そのままを最終とし公開することに致しました。2枚目は川岸から展望されるのどかな風景画です。実は今回は外で写生するのにどういう画材が適切かを計る目的もあり、これはその内、水彩カラーペンと水彩マジックで簡便に描けないものかと試した絵です。黒色の大黒柱のようなものは間近の樹々を表わしています。3枚目はオールパステル画です。日が昇るのか沈むのか、都市の中にその陽が差し込む一瞬をイメージして描きました。4つ目の水彩絵具絵画作品は、構図に的を当てています。花の野原はその草々においては精緻に描くことを、花のあるスペースと花自体は文字通りスペースを意識しました。対照的なのが、両サイドの門構えのように少ししなだれて立つ木々と空であります。
結局戸外で写生するには、やはり、鉛筆と淡彩での水彩絵具が適していると分かりました。