私は先日のこと、それが何だったか忘れましたが何かクラシックを流しながら画面を見ず用事をしていました。YouTubeです。それで用事が済んだのでほっとひと息パソコンのある机に向かうイスに座りました。そうしたなら、既に最初流していたなにがしかは済んでおり、自動再生される次の音楽動画が再生されていました。タイトルはBach Collegium Japan performs Bach's St. John Passionで、日本語字幕付きでした。私はそれがどういう代物なのか知りませんが、もちろんクラシックのバッハもので、合唱の部分と、人によってはsoloistで歌う部分で構成されている宗教上の声楽劇なのはわかりました。
私は発見したのです!何より目を引く物を。それはシャツであり襟に特徴があるのでした。
画像でご覧のとおり、シャツの襟首のところがゆったりしているのです。声楽用にぴったりです。喉の使用はトルソーの二の次ではあっても、特に私は喉をきゅっと締められるとけぶたい思いをします。ほんとにゆったりした襟元になっているのか、そうお思いになられる方もおられるかもしれません。ではサイドから見た次の画像をご覧下さい。
ねえ。襟の仕立てとボタン合わせのところの仕様が違うようです。ですがこのお二方、結び方をプレーンノットにしているものか、結び方はこんにち風でいいのですが、ノットを中心にして襟ぐりを回るタイが紐のように目立って見えています。では次の方々を見てみましょう。
結び目(ノット)が大きくなり紐状のタイが少ししか見えなくなりました。これは先程のプレーンノットらしき結び方と違うからです。こちらはウィンザーノットやダブルノットと呼ばれる結び方の種に入ると思われます。こちらでもどれだけ首回りがゆるやかか確認しましょうか。
やっぱりゆったりしていますでしょ。でもまだタイ紐が見えるのが気に入らんとばかりの方たちも見つけました。
こうなってくると、結び目が昔の社長や重役に見えてきますが、これはおそらくはノットを結び方によって大きくしているのみならず、タイ(一般的なネクタイ)の幅が太いものを使われておられるのではと推察します。それでも尚きつく見えないので、このシャツは声楽家向けに確かな物と認めます。
ぬか喜びに喜んでいる場合ではありません。私では手に入れられないし、きっと高価なのでしょう。一度舞台に上がられる方に訊いてみなければなりませんね。